
倉庫で生まれた子猫
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イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
好きなおかずの残り物は、きんぴらレンコンです。
1日経つと美味しくなるものって結構あるよなと思っている研修生Hataです。
いつもご愛読ありがとうございます。
畑嶋ハスカップ農園の小さな家族。倉庫で生まれた子猫と、北海道の豊かな暮らし
本州の気温よりも高くなっている北海道です。ここ厚真町は、それほどでもありませんが、30度を超える中での農作業にまいっています。
そんな作業の合間、汗をぬぐいに倉庫へ立ち寄ると、どこからか「みゃー、みゃー」と、か細い鳴き声が聞こえてくるようになりました。まるで小さな鈴を振るような、か弱くも確かな生命の気配。
「ああ、今年もどこかで産まれたんだな」。
そう思いながらも、声はすれども姿は見えず。忙しい日々に追われるうち、その声はいつしか農園の日常のBGMのようになっていました。
母猫の愛情と、見守る農園主の優しい眼差し
今日も、倉庫で作業をしに、ひんやりとした土の匂いがする倉庫に足を踏み入れたときのことです。一匹の母猫が、何かをそっと口にくわえ、用心深くあたりをうかがいながら入ってきました。
次の瞬間、今まで静かだった倉庫の隅から、まるで合図を受けたかのように「みゃー!みゃー!」と一斉に歓声が上がったのです。声のする方へ目をやると、真っ黒な小さな毛玉のような子猫たちが、おぼつかない足取りで母猫のもとへ駆け寄っていくではありませんか。
母猫は、私たち人間の気配に気づくと、一瞬ピタリと動きを止め、鋭い眼光でこちらを牽制します。しかし、お腹を空かせた我が子たちの催促にはかなわない様子。やがて観念したかのようにその場に体を横たえ、安心したように乳をすする子猫たちを、深い愛情のこもった瞳で見つめながら、授乳を始めたのでした。
乾いたコンクリートの床の上で繰り広げられる、静かで、しかし力強い生命の営み。その光景は、収穫作業の疲れも忘れさせてくれる、心温まる瞬間でした。
猫と人とハスカップ。畑嶋農園の「共生」のかたち
そう、ここ畑嶋ハスカップ農園には、猫たちが暮らしています。
農園主の昭さんは、「いや、飼っているわけじゃないんだ」とぶっきらぼうに言いながらも、毎朝夕、欠かさず猫たちのためにご飯を用意しています。(それを世間では「飼っている」と言うのでは…と、私たちは心の中でそっとツッコミを入れていますが)。
いつからか住み着き、増えたり減ったりを繰り返しながら、今ではだいたい10匹以上の猫たちが、この農園を自分たちの家として暮らしているのです。
10匹もいれば、その個性はまさに十猫十色。小屋でお昼のお弁当を広げれば、どこからともなく現れて「ひとつ、おくれよ」とばかりに膝に前足を乗せてくる食いしん坊。かと思えば、時々、畑に仕掛けたアライグマ用の罠にうっかり引っかかってしまう、おっちょこちょいな子もいます。
彼らはただ居候しているだけではありません。実は、農園にとって大切な役割を担ってくれています。
【読者様への豆知識:農園と猫の素敵な関係】
猫は、農作物に被害をもたらすネズミを捕食してくれる、とても頼りになる存在です。彼らが農園内をパトロールしてくれるおかげで、作物がネズミにかじられたり、倉庫の食料が荒らされたりするのを防ぐことができます。薬剤を使わずに害獣対策ができるため、自然環境にも優しいのです。畑嶋農園でネズミの姿を全く見かけないのは、きっとこの働き者の猫たちのおかげなのでしょう。まさに、自然の摂理に沿った「共生」のかたちが、ここにはあります。
個性豊かな猫たちのように、ハスカップの魅力もいろいろ
そんな個性豊かな猫たちに見守られながら、今年もたくさんのハスカップを収穫することができました。
実は、ハスカップにも猫たちと同じように、それぞれにユニークな個性があることをご存知でしょうか?
当園のオンラインショップで新しくご提供を始めた**「ハスカップ満喫セット」**は、そんなハスカップの個性の違いを存分に楽しんでいただくための特別なセットです。
セットの一つは、厚真町のオリジナルブランドでもある**「あつまみらい」**。大粒で糖度が高く、酸味がまろやかなのが特徴です。まるで、人懐っこく甘え上手な猫のように、まずはそのまま一粒、口に放り込んでその美味しさをダイレクトに味わってみてください。
もう一つは、昔ながらの**「在来品種オールスターズ」**。こちらは小粒で、きゅっとした酸味が力強いのが持ち味。少し気難しそうに見えて、実は深い魅力を持った孤高の猫のよう。このしっかりとした酸味は、ジャムやお菓子に加工することで、その真価を発揮します。砂糖の甘さと融合することで、驚くほど風味豊かで鮮やかなルビー色のジャムが出来上がるのです。
農園の物語を、あなたの食卓へ
倉庫の片隅で始まった、小さな命の物語。 農園主の不器用な愛情に見守られながら、猫たちは今日も元気に農園を駆け回っています。
そんな穏やかで、温かい時間が流れる北海道・厚真町の畑嶋ハスカップ農園。私たちが愛情を込めて育てたハスカップには、この土地の空気や、動物たちとの暮らしの物語が、ぎゅっと詰まっています。
この農園の物語を、ぜひあなたの食卓へとお届けできますように。この記事の上のロゴから、私たちのオンラインショップを覗いてみてくださいね。
お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。
オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを新発売しています。
それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。
ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。
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スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)