
向き合えば見えてくる
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イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
好きな牛乳の飲み方は、ストレートです。
前職で毎日食べていた給食が懐かしい研修生Hataです。
いつもご愛読ありがとうございます。
向き合えば見えてくる
1週間の休暇を終えて、久しぶりにハニーベリー☆ハスカップの畑に戻ってきました。
予想通り、草たちはしっかりと背を伸ばし、また草刈りの出番です。さっそく刈払機を手にしたものの、エンジンがかからない…。どうやらキャブレターが不調のようで、只今入院中。畑仕事は思い通りにいかないことばかりですが、これもまた自然と付き合う営みの一部ですね。
気を取り直して、今日は夏剪定に取りかかりました。枝先に新芽を伸ばし、光合成をする葉たちの姿を見守りながら、樹の健康状態を一つひとつ確かめていきます。ふと目に留まったのは、元気のない樹。葉が茶色くなり、枝がしおれている…。よく見ると、その枝にはカイガラムシがびっしりとついていました。
カイガラムシが教えてくれること
カイガラムシは、元気のない樹に寄りつきやすいと言われます。逆に、カイガラムシがついて弱っていく場合もあります。どちらが原因でどちらが結果なのかははっきりとは分かりませんが、いずれにしてもそのまま放置すれば翌年の実りに影響が出てしまいます。
そこで、大切な相棒の剪定バサミを手に、枝にこびりついたカイガラムシを一匹ずつこそげ落とし、既に枯れてしまった枝は潔く切り落としました。こうして丁寧に一本ずつ診ていくと、同じ畑にあっても「元気な樹」と「元気のない樹」との違いが、まるで隣り合わせの対照実験のように見えてきます。
昨年の夏は、こうして樹とじっくり向き合う時間を持つことができませんでした。今年は少し余裕ができ、ようやく「木と会話をする」ような感覚で剪定作業に取り組めています。
季節はゆっくりと秋へ
畑の空には、赤とんぼが気持ちよさそうに舞っていました。枝にとまって羽を休める姿は、畑仕事の合間にちょっとした癒しを与えてくれます。暑さのピークは過ぎ、空気の中に少しだけ秋の気配を感じるようになりました。北海道の短い夏はあっという間に過ぎ去り、気づけば本格的な秋がすぐそこまで来ています。
畑で過ごしていると、季節の移ろいを五感で感じます。草の伸び方や葉の色、虫の声や風の匂い…どれもが、今この瞬間しか味わえない自然の表情です。こうした変化に気づけるのも、農業を営む者の特権かもしれません。
樹と向き合うことは未来と向き合うこと
「元気な樹」と「元気をなくした樹」、その差に気づけるのは、日々観察し続けているからこそ。病気や害虫の兆しをいち早く察知し、対応できるかどうかで、来年の実りは大きく変わってきます。
ハニーベリーの果実は、繊細でありながら生命力を秘めています。その力を引き出すには、人間側の手入れと観察力が欠かせません。目の前の一本一本に手をかけることは、未来の収穫やお客様の笑顔に直結しているのだと思うと、剪定作業にも自然と力が入ります。
お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。
オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。
それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。
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スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)