
「山眠る」訪問記
Share
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
好きなカレーは、帯広のインディアンのカレーです。
いわゆるおうちカレーのようなルーカレーが大好きな研修生Hataです。
いつもご愛読ありがとうございます。
【北海道・幕別町】素敵なご縁が繋いだガレットの名店「山眠る」訪問記。来秋オープンのカフェのヒントを探しに。
風が運ぶ木の葉のささやきや、土の匂いが少しずつ深まっていく今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ北海道厚真町では、来年の秋にオープン予定のログカフェ《りすとかまどとハニーベリーと》の準備が着々と進んでいます。
私たちの農園やカフェの想いを形にしてくれる、可愛らしいリスのキャラクターと温かみのあるロゴ。これをデザインしてくださったのが「Waft Product」さんです。今回は、そのWaft Productさんが北海道の幕別町に新しいお店をオープンされたと聞き、お祝いとお礼をお伝えしたくて、車を走らせました。
デザイン会社さんが、次なる拠点としてどんな場所を作られたのだろう?そんな想像を膨らませていましたが、オープンされたのは、なんとお菓子とガレットのお店でした。
その名は「山眠る」。 なんと詩的で、美しい響きを持つ名前でしょう。
静かな情景に佇む、温かなお店「山眠る」
お店の前に立つと、洗練された中にも温もりを感じる佇まいに、すっと心が引き寄せられます。ガラス張りの入り口から覗くアンティーク調の椅子が、これから始まる素敵な時間を予感させてくれました。
店名の「山眠る」とは、冬の季語。雪をかぶり、厳しい寒さの中で静まり返った山が、まるで眠りについているかのように見える様子を表す言葉です。きっと、お店の名には深い想いが込められているのでしょう。その由来をお尋ねしようと思っていたのに、美味しい料理と心地よい空間に夢中になり、すっかり忘れてしまいました。次回の楽しみにしたいと思います。
店内は、木の質感を大切にした落ち着いた雰囲気。ご主人がキッチンに立ち、奥様が優しく迎えてくださる。その丁寧な接客と、お二人が作り出す穏やかな空気感が、とても居心地の良い空間を生み出していました。
人生初の「本格ガレット」との出会い
さて、皆さんは「ガレット」と聞いて、どんな食べ物を思い浮かべますか?恥ずかしながら、私は「クレープのお仲間…?」くらいの曖昧な知識しかありませんでした。
ガレットはフランス・ブルターニュ地方の郷土料理で、そば粉の生地を使うのが特徴。チーズや卵、ベーコンなど、塩気のある具材を合わせて楽しむ「お食事系」なのだそうです。甘いデザートのイメージが強い小麦粉のクレープとは、また違った魅力があるのですね。
ご主人は以前、フレンチとガレットのお店で腕を磨かれたとのこと。これはもう、期待しかありません。
今回私たちが注文したのは、2種類のガレット。
一つは、エゾシカのひき肉を使った「ボロネーゼ」。運ばれてきた瞬間に、そば粉の香ばしい香りとスパイシーなソースの香りが立ち上ります。野性味あふれるエゾシカの旨味と、とろりとしたチーズ、そして中央に鎮座する卵の黄身。これらを、もちもちとした食感の生地が優しく、しかし力強くまとめています。
もう一つは、地元の恵みが詰まった「マクベツ」。その名の通り、幕別町産のベーコンと数種類のじゃがいも、そしてチーズが使われています。ホクホクのじゃがいもと、ベーコンの塩味、チーズのコクが三位一体となり、口の中に幸せな情景を描き出します。これはもう、一つの完璧な料理です。
デザートは、余韻を楽しむクレープを
食後には、デザートとしてクレープ「ブールシュクレ」をいただきました。こちらは小麦粉を使った、おなじみの甘いクレープです。 シンプルに、砂糖とバターだけ。しかし、このシンプルさが、素材の良さを何よりも雄弁に物語っていました。熱々のクレープの上で、バターがじゅわっと溶けていく。その光景だけで、もう美味しいのです。甘く香ばしい香りが、幸せな時間の余韻をさらに深いものにしてくれました。
旅の終わりに。受け取った、温かいバトン
今回の「山眠る」さんへの訪問は、単なるお祝いの旅ではありませんでした。 私たちのカフェ《りすとかまどとハニーベリーと》でも、農園で採れたハスカップ(ハニーベリー)を使って、クレープのようなメニューを提供したいと考えています。本格的なガレットとクレープをいただき、その奥深さに触れたことは、私たちにとって大きな学びとインスピレーションになりました。
厚真町から幕別町までは、車で3時間ほど。決して近い距離ではありません。それでも、「また必ず訪れたい」と心から思える、そんな温かい出会いと美味しい記憶に満ちた一日でした。
素敵なご縁が、また新しい物語を生んでいく。そう思うと、私たちのカフェ作りも、ますます楽しみになってきます。
お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。
オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを新発売しています。
それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。
ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。
農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。
ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください!
↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓
農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/
カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/
↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓
https://lin.ee/sIZGNW4
スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)