新芽が語る希望と四段果実

新芽が語る希望と四段果実

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)

好きなポッドキャストは、古典ラジオです。
毎週月曜日と木曜日の農作業のお供にしている研修生Hataです。

いつもご愛読ありがとうございます。



新芽が語る希望と四段果実——防除作業の先に見えた豊作の兆し

朝露を踏みしめる畑で、私たち夫婦は今日もハニーベリー(ハスカップ)の防除作業に汗を流しました。
狙うはアブラムシとハイカビ病──北海道厚真町特有の冷涼な風に乗ってやって来る小さな侵入者たちです。枝先の葉がほのかに紅を帯び、かすかな異変を告げるたび、そっと手を伸ばして問題の葉や枝を摘み取り、軽トラの荷台へ。それはまるで、若い実を守るために盾を掲げる騎士のような気分でした。

そんな緊張の合間、ふと目に飛び込んできたのは四段に実を付けた枝。通常は2段で御の字なのに、今年はさらにひと段上──畑全体が小さな祝福のベルを鳴らした瞬間でした。
「やっぱり今年は豊作だね」と私の疲れもスッと軽く。
畑嶋ハスカップ農園の“ポテンシャル”を感じるひとコマでした。

4段も実をつけているのを発見

一方で、4月末に植えたヘーゼルナッツ(キャラ名:ハズミン)にもドラマが。イタリア・ピエモンテ州からはるばるやって来た苗木は、ロウのコーティングでがんじがらめ。
まるで長い船旅で固く心を閉ざした少女のようでした。

しかし今日、コーティングを突き破る瑞々しい緑を発見! さらに地際からのびる新芽も大きく広がり、まるで「もう大丈夫」と微笑むかのよう。土に触れ、水と光を浴びて、遠い異国の息吹がここ厚真の大地で芽吹き始めたのです。

芽吹くヘーゼルナッツ

今年のキーワードは「守る」「育む」「味わう」

  • 守る:アブラムシやハイカビ病は早期発見・早期除去が肝心。被害枝を見つけたら即カットし圃場外へ。薬剤のローテーションと剪定で“病虫害ゼロ”を目指します。

  • 育む:四段実を支えるのは、冬場の剪定と春の元肥と追肥。土壌の水はけを保ちつつ、乾燥させすぎない――そのバランスが甘味と酸味を生む鍵。

  • 味わう:予約販売中のハニーベリーは、完熟の瞬間を逃さずに手摘みし、クール便でお届け。甘さ12度以上の「あつまみらい」「ゆうしげ」と在来種の奥深い酸味、三重奏をお楽しみください。

まもなく始まる収穫期。畑ではブルーベリーやヘーゼルナッツも未来の実りを静かに膨らませています。自然と共にある物語を、あなたの食卓へ。ぜひオンラインショップ《りすとかまどとハニーベリーと》をのぞいてみてください。

観光農園は、6月30日(月)からスタート予定。

ハスカップの摘み取りと、農園カフェの特製スイーツ&ドリンク。どちらも楽しめる7月5日と12日は、特別な日になること間違いなしです。

夏の一日、ぜひ畑嶋ハスカップ農園へ遊びにいらしてください。


○公式Instagramはこちら
・畑嶋ハスカップ農園
https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/

・カフェ《りすとかまどとハニーベリーと》
https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/

◯公式LINE
https://lin.ee/FubDsgu

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

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