
春の実験畑、はじまりました。
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イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
好きなリスはエゾリスです。
「りすとかまどとハニーベリー」のロゴのラフ案がデザイナーさんから送られてきて、どれにしようか迷っている研修生Hataです。
いつもご愛読ありがとうございます。
~本州から来たブルーベリーと厚真の春~
「この春、13種類のブルーベリーの苗を植えました。」
そう書くと、何やら一大プロジェクトのようですが、実際その通りです。
北海道厚真町、火山灰のさらりとしたこの土地で、どのブルーベリーが一番元気に育つのか。1年かけて見守る、私たちの小さな挑戦が始まりました。
苗はすべて本州からやってきた子たち。
当然、あちらよりはるかに暖かい土地で育った苗たちは、こちらに来てもそのぬくもりの記憶を手放さずにいるのでしょう。すでに花を咲かせている株もちらほらあります。
それに対して、昔からこの畑嶋農園に根付いているブルーベリーたちはといえば…
「え?春ってまだでしょ?」と言いたげに、つぼみすら見せていません。
同じブルーベリーでも、まるで違う時間を生きているようで、見ていておかしくなるほど。
けれど、花が咲いているということは、そこに小さな“チャンス”も生まれます。
この時期に、人工授粉で結実させることができたなら、もしかすると通常より早く、そして確実に果実を味わえるかもしれません。
調べてみると、ブルーベリーは虫媒花(ちゅうばいか)──つまり、ミツバチなどの虫たちが花粉を運んで受粉させてくれるタイプの植物なのだそうです。
でも、まだ寒さが残る厚真の春。
ミツバチたちは、まだ眠いのか、飛んでいる気配すらありません。
そこで見つけた一筋の光。それが「人工授粉」という方法でした。
方法はシンプル。
綿棒で雄しべの花粉をそっと取り、雌しべの先へ。
これなら人の手でもできる――と、喜び勇んで綿棒を持参し、畑に向かったのですが…
「……あれ? 綿棒、でかすぎる……?」
まさかのサイズ感。
ブルーベリーの可憐な花に対して、あまりにも大きすぎた綿棒の先端は、そっと触れるどころか、花ごと潰してしまいそうな勢いでした。
「これはいかん」と断念。
さて、どうしたものかしら。
細い筆? 鳥の羽? それとも、まさかの手作り綿棒?
この小さな“うまくいかなさ”の中にも、春の畑にはワクワクが満ちています。
自然との対話、植物との知恵比べ。そういう時間こそが、農業の一番おもしろいところなのかもしれませんね。
今年一年かけて育てていくブルーベリーの13種類。
それぞれの個性と、この土地の相性を見つめながら、花が咲けば喜び、実がなれば感謝し、枯れるときにも何かを学ぶ、そんな時間を積み重ねていけたらと思っています。
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今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)
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北海道厚真町でハニーベリー(ハスカップ)農園を営む”畑嶋ハスカップ農園”です。
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