来年の美味しい実りのために

来年の美味しい実りのために

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)

好きなカレーは、帯広のインディアンのカレーです。
いわゆるおうちカレーのようなルーカレーが大好きな研修生Hataです。

いつもご愛読ありがとうございます。


夏の農園だより:来年の美味しい実りのために。北海道・厚真町の畑から

抜けるような青い空に、もくもくと湧き上がる白い雲。夏の強い日差しが、畑の緑を一層濃く照らし出しています。ここは、北海道厚真町にある私たちのハスカップ農園。動画でお届けしたのは、そんな真夏の一日の、ほんのひとコマです。

https://youtube.com/shorts/dZ8QsyA3P_4?si=oXaajXWVUNxBmygT

「北海道は涼しい」だけじゃない、夏のリアル

「北海道の夏」と聞くと、多くの皆さんはきっと爽やかで涼しい気候をイメージされることでしょう。たしかに、海沿いの街などでは過ごしやすい日が続きます。

しかし、ここ数年の夏は少し様子が違います。私たちの農園がある厚真町も例外ではなく、この日も気温は30度を超えました。じりじりと肌を焼くような日差しと、草いきれの匂いが立ち込める畑に立つと、額から、首筋から、玉のような汗が流れ落ちます。

そんな暑さの中、私たちは今、来年の収穫に向けたとても大切な作業の真っ最中です。

 

一本一本に心を込めて。手作業の草刈り

動画に映っていたのは、ひたすら草を刈る姿。収穫の忙しさに追われていると、畑の草はあっという間に背を伸ばし、主役であるハスカップの樹に覆いかぶさるほどになってしまいます。

「乗用の草刈り機で一気に刈ってしまえば楽なのに」 そう思われるかもしれません。もちろん、広い農園ですから機械の力も借ります。しかし、ハスカップの樹の根本や、枝が伸びている繊細な場所は、どうしても手作業でなければなりません。

私たちが使っているのは「刈払機」という、肩から下げて使う草刈り機です。ブゥゥン…というエンジン音を響かせながら、一本一本の樹を傷つけないように、細心の注意を払って株元の草だけを刈り取っていく。それは、想像以上に根気と集中力が必要な作業です。足元に気をつけながら、ゆっくり、ゆっくりと列を進んでいきます。

なぜ、そこまで手間をかけるのか。それは、ハスカップの樹たちが、今まさに来年の実りのための準備をしている大切な時期だからです。

 

来年の「おいしい」は、今の「ひと手間」から生まれる

ハスカップの収穫は初夏に終わりますが、樹たちの仕事はそこからが本番です。

青々と茂った葉を大きく広げ、夏の太陽の光を全身で浴びる。そうして、光合成を活発に行い、来年、甘酸っぱくみずみずしい実をつけるための栄養を、枝や幹に、そして根に、じっくりと蓄えているのです。

私たちが今行っている草刈りは、その大切な光合成を助けるための環境づくり。伸びすぎた雑草は、ハスカップが浴びるべき太陽の光を遮ってしまいます。また、土の中の水分や養分も奪い合ってしまう。だからこそ、私たちは汗を流しながら、ハスカップの樹たちが健やかに夏を過ごせるように、周辺の環境を丁寧に整えているのです。

これは、子育てに少し似ているかもしれません。手をかければかけた分だけ、子どもが健やかに育ってくれるように、樹もまた、私たちの愛情に応えてくれます。「ハニーベリーファースト」—。それが私たちの農園の合言葉。すべては、この樹々が育んでくれる一粒一粒の輝きのために。そして、それを「おいしい」と頬張ってくださる、あなたの笑顔のためにあるのです。

 

2つ+アルファの個性を楽しむ、畑嶋ハスカップ農園のこだわり

私たちの農園では、主に3種類のハスカップを育てています。

厚真町のオリジナルブランドでもある「ゆうしげ」と「あつまみらい」。大粒で甘みが強く、酸味がおだやかなのが特徴で、そのまま生でつまんで食べるのが最高に美味しい品種です。

もうひとつが、古くからこの土地で栽培されてきた「在来品種」たち。こちらは小粒で酸味がキリッとしており、色も濃いのが特徴。この酸味と豊かな風味こそが、ジャムやスイーツに加工したときに、その魅力を最大限に発揮します。1本1本樹によって味わいが違いますから、ひとつというよりは、いっぱいと言ったほうがいいかもしれません。

オンラインショップでは、この「あつまみらい」と「在来品種」の魅力を存分に味わっていただける**「満喫セット」**をご用意しました。

まずは「あつまみらい」をそのまま一粒、口に放り込んでみてください。北海道の夏の太陽をたっぷり浴びた、優しい甘さと爽やかな香りが口いっぱいに広がります。そして、「在来品種」で手作りジャムに挑戦してみてください。鍋を火にかけると、キッチンが甘酸っぱい香りに包まれる時間もまた、格別なものです。鮮やかなルビー色のジャムは、きっと食卓を豊かに彩ってくれるはずです。

暑くて、思うように進まない作業に焦りを感じる日もあります。ですが、緑豊かな畑の中で、来年の実りに想いを馳せながら流す汗は、私たちにとってかけがえのない時間です。

このひと手間が、来年のあなたの「おいしい」に繋がっている。そう信じて、明日もまた、私たちは畑に立ちます。


お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。

オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを新発売しています。

それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。

ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。

農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。

ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください!

↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓

農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/

カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/

↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓

https://lin.ee/sIZGNW4

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

ブログに戻る

コメントを残す