
畑の真ん中で味わう奇跡のコース
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イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
好きなマンゴーは、ミニマンゴーです。
知り合いの沖縄のマンゴー農家さんから送っていただいたミニマンゴーを毎朝食べるのが楽しみな研修生Hataです。
いつもご愛読ありがとうございます。
畑の真ん中で味わう奇跡のコース。ハスカップの可能性に心躍らせた、特別な一日。
抜けるような青空が広がり、畑を渡る風が心地よく頬をなでる。 数日前までの観光農園の賑わいが、まるで夢だったかのように静まり返った北海道厚真町の畑。ここは、私が「師匠」と仰ぐ方の、大切なハスカップファームです。
ハスカップの収穫という大きな仕事を終えた私たち夫婦へのご褒美のように、その特別なイベントは予定されていました。
「畑の中のレストラン」
その名の通り、畑の真ん中に一日限りのレストランが出現する、コープさっぽろさんが企画する夢のようなイベントです。毎年、道内の名だたるシェフが生産者のもとへ駆けつけ、その土地の旬の食材をテーマに腕を振るいます。
この日の舞台は、ここ山口ハスカップファーム。そして、腕を振るってくださるのは、札幌の名店イタリアンレストラン「terzina(テルツィーナ)」の堀川秀樹シェフです。テーマはもちろん、私たちの愛する「ハスカップ」。
抽選倍率が高いことでも知られるこの企画に、幸運にも当選することができ、妻と二人で胸を弾ませながら参加しました。
畑が、レストランに変わった日
いつもは見慣れた畑の風景が、その日は特別な空間に生まれ変わっていました。緑の絨毯の上に並ぶ白いテント、きちんとテーブルクロスがかけられた食卓、そしてこれから始まる美食の時間に期待を寄せる人々の穏やかな笑顔。ウェルカムボードの優しいイラストに迎えられ、私たちは席に着きました。
目の前に運ばれてきたメニューリストには、これから始まる物語の序章が記されています。生産者である師匠、山口さんの名前と、堀川シェフの名前が並び、これからどんな驚きが待っているのだろうと期待に胸が膨らみます。
堀川シェフと、このレストランを支えるスタッフの方々の挨拶から、宴は始まりました。食材への敬意と、参加者への温かいもてなしの心が伝わってきます。
ハスカップが紡ぐ、一皿ごとの物語
いよいよ、一皿目の登場です。
「ハスカップムースととうきびのスープ」 冷たいスープの中に浮かぶ、鮮やかなハスカップのムース。とうきびの優しい甘さと、ハスカップのきゅんとする酸味が、口の中で驚くほど見事に調和します。「甘いもの」というハスカップのイメージが、一皿目から鮮やかに覆されました。
「パテドカンパーニュ、ハスカップのコンソメジュレ添え」 続いて、お肉の旨味が凝縮されたパテ。そこに添えられているのは、キラキラと輝くハスカップのジュレです。濃厚なパテに、爽やかな酸味とコンソメの奥深い風味が加わり、味わったことのない洗練された一品に。
「赤平火をとりとハスカップを練り込んだラザニア」 驚いたのは、このラザニアです。なんと、パスタの生地そのものにハスカップが練り込まれているとのこと。鶏肉の優しい味わいのソースと、ほんのりと香るハスカップの風味が、ラザニアという定番料理を全く新しいステージへと昇華させていました。
「浜中町産鹿ロースト、ハスカップ赤ワインソース」 メインディッシュは、美しいロゼ色に火入れされた鹿肉。ベリー系のソースと相性の良いジビエですが、堀川シェフの手にかかると、その相性は芸術の域に達します。ハスカップの野性味と赤ワインのコクが一体となったソースが、鹿肉の力強い旨味を極限まで引き立てていました。
「ハスカップとミントのゼリータルト、マンゴーのバロア添え」 最後のデザートは、まるで宝石のような一皿。ハスカップの鮮烈な赤、マンゴーの優しいオレンジ、そしてミントの爽やかさが織りなすハーモニー。甘み、酸味、そして香りが口いっぱいに広がり、この素晴らしいコース料理の余韻にいつまでも浸っていたい気持ちにさせられました。
スイーツだけじゃない。食卓の可能性を広げる果実
お客様から「ハスカップって、どうやって食べるのがおすすめですか?」とよくご質問をいただきます。そのたびに、私たちはヨーグルトやアイスへのトッピング、ジャムやスムージーといった食べ方をご紹介してきました。
もちろん、それらもハスカップの魅力を存分に楽しめる、素晴らしい食べ方です。
しかし、この日の体験は、私たちにハスカップの持つ「無限の可能性」を改めて教えてくれました。その鮮やかな色合いは料理を華やかに彩り、キレのある酸味は肉や魚の旨味を引き立て、ソースに深みを与えてくれる。ハスカップは、スイーツの材料という枠を軽々と超えて、日々の食卓を豊かにしてくれる素晴らしい「料理食材」でもあるのです。
この感動を、もっと多くの人に伝えたい。たくさんのレストランで、家庭の食卓で、ハスカップが新しい形で愛されるようになってほしい。そんな夢を抱きながら、私たちは最後の一口を惜しむように味わいました。
堀川シェフの素晴らしい料理、この素敵な場を提供してくれた山口農園の師匠、そして最高の企画をしてくださったコープさっぽろの皆様に、心からの感謝を。
私たちの「畑嶋ハスカップ農園」で太陽の光をたっぷり浴びて育ったハスカップたちも、いつか誰かの食卓で、こんな風に笑顔と感動を生み出す一助となれたら。これ以上の幸せはありません。
まずはご家庭で、お肉料理のソースに少しだけジャムを加えてみたり、お酢の代わりに冷凍ハスカップをサラダのドレッシングに使ってみたり。そんな小さな一歩から、ハスカップの新しい扉を開いてみませんか?
私たちのオンラインショップでは、一粒一粒大切に育てた、自慢のハスカップ(ハニーベリー)をお届けしています。冷凍果実や加工品で、ぜひ皆様の食卓にも、北海道の畑の恵みを取り入れてみてください。
お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。
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スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)