【草刈りは“収穫の下ごしらえ”】

【草刈りは“収穫の下ごしらえ”】

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)

好きなメロンの部位は、種のまわりのゼリー状のところです。

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挿し木3年目のハスカップを守る、夏の畑しごと

畑のエンジン音が止むと、刈りたての草の匂いだけが残りました。

昨秋に定植した挿し木から3年目のハニーベリー(ハスカップ)は、まだ背丈も細く、風に揺れるたびに頼りない。それでも、来季の芽や花芽を内側に抱え、確かに前へ進んでいます。そんな幼木の背を追い越す勢いで伸びる雑草を、今日はひたすら刈りました。

まずは株元を草刈り鎌で手刈りし、幹や若枝を傷つけない“安全地帯”を作ってから、外周を刈払機で一気に。手間は2倍、時間も2倍。でも、一人前に育つまで10年かかると言われるハスカップにとって、この一手間が根の呼吸と養水分の取り込みを守り、病害虫の発生も抑える“保険”になります。幼木期は特に、雑草との競合が生育差を大きくします。だからこそ、「株元は手で、外側は機械で」の二段構えが要。

 

ハニーベリーの栽培管理では、6〜8月が除草の山場。雨のあとや気温が落ち着く夕方に作業すると、刈刃の持ちも良く、飛散も少なめです。刈払機は低速で刃先だけを当てる意識、動線は扇形に小刻みがコツ。仕上げに刈草を薄く敷いて“敷草(マルチ)”にすると、表土の乾きを抑え、次の発芽も少し鈍らせられます。もちろん、保護メガネ・フェイスガード・長袖長ズボン・すね当ては必須。安全あっての農園です。


「雑草は敵か?」と聞かれれば、実は味方にもなります。地温を上げすぎず、雨粒の跳ね返りによる病気を減らし、土を守る役目も。ただし、“距離感”が大切。幹から30〜40cmの株元は常に短く、畝間は歩ける長さをキープ。これだけで風通しが生まれ、光が入り、翌年の花芽づくりが整います。見た目のスッキリ感は、そのまま収穫のしやすさ=果実の品質とロスの少なさに直結。草刈りは、実は“収穫の下ごしらえ”なのです。


厚真町の夏は、暑さの峠を越えたとはいえ、草はまだ止まりません。あと1〜2回は刈る覚悟。終わって振り返ると、幼い樹の足元が見えるようになり、風が抜ける音まで変わります。淡い緑の葉が日を受けてきらっと光る。その小さな景色が、「これでまた一歩、来季の甘さに近づいたな」と背中を押してくれます。 


お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。

オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。

それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。

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スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

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