雑草キングとの知恵比べ。ハニーベリー畑の春の風物詩
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イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
好きな春の山菜はウドです。
今日は、ウドとミニトマトとサバ缶のトマトソースパスタを食べました。

いつもご愛読ありがとうございます。
北海道厚真町にも、ようやく春の気配がやってきました。最低気温がプラスになる日も増え、ハニーベリー(ハスカップ)の新芽がふくらみはじめています。そんな希望に満ちた季節、もう一つの「目覚め」があります。それは――草たち、つまり雑草の活動開始です。
「雑草」と聞くと、すぐに抜いてしまいたくなる存在かもしれませんが、実はハニーベリー畑にとって、草たちは意外にも“ありがたい存在”なのです。
実は必要?ハニーベリーと草の絶妙な関係
ハニーベリー栽培において、悩まされる害虫のひとつがナガチャコガネという虫。地中で根っこを食べてしまうため、樹にとっては大きなダメージとなります。
ところが、畑に草が生えていることで、草の根も一緒にナガチャコガネに食べられるため、ハニーベリーの根が集中攻撃されるリスクを下げてくれるのです。
つまり、草は共生相手でもあるのです。
とはいえ、雑草をそのまま放置してしまうと、畑一面が草に覆われ、養分競合や通気性の低下といった悪影響が出てきます。そのため、草とは「生かさず殺さず」で、ちょうどよい距離感で付き合う必要があります。
強敵出現!雑草界のラスボス「雑草キング」
そんな中でも、こちらが手加減していては手に負えない相手がいます。それが「雑草キング」ことエゾノギシギシ(ダイオウ)です。

この草の厄介なところは、とにかく根が強いこと。一度根付くと、表面の草を刈っただけではどうにもならず、少しでも根が残っていれば再生・増殖してしまいます。
しかも、大きく育ってからでは手がつけにくくなるため、小さなうちに対応するのが肝心。今年も早めにスコップを手に取り、エゾノギシギシの小さな株を見つけては、根ごと丁寧に掘り起こし、畑の外に持ち出す作業を開始しました。

これが、いわば「草との戦い、開幕戦」なのです。
草の存在を見直してみよう
このように、農園の現場では、草との関係も一筋縄ではいきません。単に敵として扱うのではなく、その役割を理解し、バランスを取りながら共生していく姿勢が求められます。
私たちが目指すのは、ハニーベリーが健康に育ち、土壌や周囲の環境とも調和する農園づくり。そのためにも、草たちとの付き合い方を日々見直し、自然とともに生きる知恵を大切にしています。
雑草対策ひとつ取っても、そこには栽培の哲学があるのです。
そうそう、このたび、LINE公式アカウントをたちあげました。
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今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)
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北海道厚真町でハニーベリー(ハスカップ)農園を営む”畑嶋ハスカップ農園”です。
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