ハスカップ救出大作戦
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イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」
9月1日は防災の日。
教員時代は、子どもたちに話して聞かせたなぁと懐かしむ研修生Hataです。
いつもご愛読ありがとうございます。
大雨で崩れた斜面から、ハスカップの樹を救出せよ。――スコップと一輪車で挑んだ、泥だらけの復旧作業
先日の激しい大雨が去ったあと、畑の見回りをしていたときのことでした。
農園の斜面(法面)が雨水を含んで耐えきれなくなり、ゴッソリと崩れてしまっていたのです。
そして、その崩れ落ちた大量の土砂の先を見て、息を呑みました。
大切に育ててきたハスカップの樹が土砂の重みで押し流され、ぐっと斜めに傾いてしまっていたのです。
重機は入れない。頼れるのはスコップと自分の体だけ
「早く土をどかさないと、幹や枝が折れてしまうかもしれない」
崩れた場所は足場が悪く、大きな重機を入れることはできません。
できることはただ一つ、スコップ一本を握りしめ、手作業で土を掘り出すことでした。
大切な幹や根を傷つけないよう、慎重に刃先を入れながら土をすくい上げます。
水分をたっぷり含んだ黒土は、まるで粘土のように重く、ひとすくいするだけでも腕にずっしりと負荷がかかります。
一輪車で何往復も。
すくい上げた土を一輪車に山盛りに積み、足を取られそうになりながら安全な場所へと運び出します。
一輪車一杯の土を運ぶだけでも相当な重労働ですが、相手は崩れ落ちた大量の土砂。
一度や二度では到底終わりません。
何度も、何度も、スコップで掘っては一輪車を押して畑を往復しました。
腕も腰もパンパンで、息が上がって何度も立ち止まりそうになりました。
それでも、「絶対にこの樹を傷つけずに助け出す」という一心で、ただひたすら手を動かし続けました。
土の中から現れた、力強い緑の命
どれくらい時間が経ったでしょうか。
株元を圧迫していた土砂をすべて取り除き、傾きを整えてあげると、ハスカップの樹は再び青空に向かってしっかりと背筋を伸ばしてくれました。
きれいに整った足元と、風に揺れる力強い葉の姿を見届けた瞬間、胸の奥から安堵の息がこぼれました。
「よく耐えてくれた、無事で本当によかった……」
疲労困憊だったはずの体から、すーっと重みが消えていくような感覚でした。
自然の厳しさと、共に生きていく覚悟
農業を営んでいると、自然の恵みに感謝する日もあれば、今回のように容赦ない自然の猛威に直面する日もあります。
思い通りにいかないことや、予期せぬトラブルの連続です。
けれど、そうした試練をひとつずつ乗り越え、泥臭く手をかけながら守り抜いた樹たちだからこそ、何物にも代えがたい愛着が湧いてきます。
自然は時に厳しいけれど、これからも一本一本の命と誠実に向き合い、この場所で大切に育て続けていきます。
大雨の影響を受けた地域の皆さまも、どうか無理をなさらず、安全にお過ごしくださいね。
今日も一日、本当にお疲れ様でした。
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今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」