ハスカップ農園の片隅で

ハスカップ農園の片隅で

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)

私の好きなスイカは、お風呂上がりに食べるスイカです。
風呂上がりの暑くほてった体にスイカを染み込ませた研修生Hataです。

いつもご愛読ありがとうございます。


【北海道・厚真町】ハスカップ農園の片隅で。11年越しの物語が詰まった農園カフェ、明日オープンします。

キッチンのオーブンから、甘酸っぱい香りがふわりと広がります。時計の針は、もうすぐ今日という一日を終えようとしているのに、私たちの胸の高鳴りは、むしろどんどん大きくなっていくようです。

明日、2025年7月5日。ここ北海道厚真町で、私たちの小さな、でも長年の夢だった「農園カフェ」がオープンします。

こんにちは。北海道厚真町でハニーベリー、つまりハスカップを育てている「畑嶋ハスカップ農園」です。いつもはオンラインショップを通じて、全国の皆さまにハスカップの魅力をお届けしていますが、今日は私たちの新たな挑戦について、少しだけお話させてください。

始まりは11年前。妻とハスカップの物語

今日の主役は、この日のために妻が焼き上げた「ハスカップシフォンケーキ」。 といっても、僕はもっぱら洗い物や袋詰めを担当する助手役なのですが、キッチンに立ち込めるこの香りを嗅ぐと、いつも11年前にタイムスリップしたような気持ちになります。

私たちが北海道に移住し、この青くて小さな果実「ハスカップ」と出会ったのが、すべての始まりでした。その魅力にすっかり夢中になった妻が、試行錯誤を重ねて生み出したのが、このシフォンケーキです。それから毎年、ハスカップが実る初夏の季節になると、このケーキを焼くのが我が家の恒例行事になりました。

まるで、季節の訪れを祝う儀式のように。友人や家族に「今年もこの季節が来たね」と喜んでもらうのが、何よりの幸せでした。そんな我が家のささやかな風物詩が、明日からは農園を訪れてくださる皆さまにも味わっていただける。そう思うと、なんだか不思議で、そして誇らしい気持ちでいっぱいです。

シフォンケーキ

事実より情景を。味わいの向こうにあるストーリー

私たちのシフォンケーキは、ただのスイーツではありません。そこには、厚真町の太陽をたっぷり浴びて育ったハスカップの物語が詰まっています。

・甘酸っぱいジャムが溶け込む、フワフワの口どけ「ハスカップシフォンケーキ プレーン(¥300)」

きめ細かく焼き上げた生地には、私たちがコトコト煮詰めて作った自家製のハスカップジャムをたっぷりと練り込んでいます。ひと口頬張れば、シュワっと音を立てるように溶けていく軽やかな食感。そのすぐ後から、ハスカップ特有のキュンとした甘酸っぱさが、口いっぱいに広がります。それは、初夏の爽やかな風のような味わいです。

・摘みたて「あつまみらい」の、弾けるフレッシュ感「ハスカップシフォンケーキ クリームサンド(¥400)」

特に味わっていただきたいのが、クリームをサンドした特別なシフォンケーキ。このクリームの中には、今朝、畑でひと粒ひと粒ていねいに摘み取ったばかりの生ハスカップ「あつまみらい」という品種を、そのまま閉じ込めました。プチっと弾ける果実から溢れ出す、驚くほどフレッシュで濃厚な果汁。これは、まさしく畑の隣だからこそ味わえる、最高の贅沢です。

ハスカップの魅力を、もっと気軽に

ところで皆さんは、「ハスカップ」という果物をご存知でしょうか? アイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」を語源に持ち、海外では「ハニーベリー」という愛称で親しまれています。ビタミンCやカルシウム、そして特にブルーベリーの数倍とも言われるポリフェノールの一種、アントシアニンを豊富に含むことから、「不老長寿の果実」とも呼ばれる、北海道が誇るスーパーフードなんです。

そのままだと酸味が強いのですが、少し手を加えるだけで驚くほど多彩な表情を見せてくれます。カフェでは、そんなハスカップの魅力を気軽に楽しんでいただけるドリンクもご用意しました。

・ハスカップミルク(¥400) 自家製ハスカップシロップを牛乳で割ると、あら不思議。酸の力でとろみがついて、まるで飲むヨーグルトのような、まろやかでコクのある味わいに変化します。お子様にも大人気の、優しいドリンクです。

・ハスカップソーダ(¥400) ハスカップの鮮やかなルビー色が、炭酸の泡と共にキラキラと輝く、見た目にも涼やかな一杯。スッキリとした酸味と爽快な喉越しは、夏の暑さを忘れさせてくれます。

コーヒーの香りと、小さなチャレンジの舞台裏

シフォンケーキのお供には、もちろんコーヒーもご用意しています。

・アイスコーヒー(¥400) ・アイスカフェオレ(¥400)

そして今回は、私たちの思いに共感してくださった「チムニーコーヒー」さんのコーヒーベースを、優しい甘みのオーツミルクで割った「オーツミルクラテ(¥500)」もご用意しました。コーヒーの深いコクとオーツミルクの自然な甘さが、ハスカップの酸味と驚くほど良く合います。

立派な店舗ではありません。農園の選果小屋の、ほんの片隅を借りて開く、一日だけの小さなカフェです。テーブルも椅子も、手作り感で溢れています。

でも、ここから見えるハスカップ畑の風景や、木々の間を吹き抜けていく風の心地よさ、遠くから聞こえる鳥のさえずり。私たちが心から愛する、この厚真町の日常そのものを、シフォンケーキと一杯のドリンクと共に、ゆっくりと味わってほしい。

説明や理屈ではなく、この場所の空気感を、五感で感じてほしい。 そして、その思い出を持ち帰った後も、ふとした瞬間に今日の情景を思い出して、温かい気持ちになっていただけたら。そんな余韻を残せる場所になることを願っています。

私たちの農園にとっても、そして来週、自分たちのカフェを本格的にオープンする私たち夫婦にとっても、明日は本当に小さな、けれど大切なチャレンジです。

ワクワクが、止まりません。

お近くにお越しの際は、ぜひ畑嶋ハスカップ農園の小さなカフェへ、遊びにいらしてくださいね。


お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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ハスカップの摘み取りと、農園カフェの特製スイーツ&ドリンク。観光農園期間中の7月5日と12日はどちらも楽しめる特別な日になること間違いなしです。

夏の一日、ぜひ畑嶋ハスカップ農園へ遊びにいらしてください。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

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