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秋の恵み、さつまいも収穫

秋の恵み、さつまいも収穫

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月30日は両親の日。もうすでに他界している両親のお墓参りはなるべく行きたい研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 朝夕の風にすっかり冷たさが混ざり、北海道・厚真町にも本格的な秋がやってきました。 畑仕事の合間にも、季節の移ろいを感じる日々です。 そんな中、秋の楽しみのひとつである「さつまいも」の収穫を行いました。 リール動画はこちら。 土を掘り起こすワクワク感と、個性豊かなお芋たち 青々と茂っていたツルをかき分け、黒いマルチをそっとめくります。 手袋越しに柔らかな土を掘り起こしていくと、鮮やかな赤紫色の肌が顔を覗かせました。 ツルを持ってグッと引き上げてみると…… 今年は、すらりと細長いお芋たちが仲良く連なってどっさりと登場! 「あれ、今年はみんなスマート体型だな?」 「いやいや、火が通りやすくて調理しやすいのは、案外このサイズなんだよね」 なんて自分を納得させながら土を掘り進めていた、そのときでした。 ズシッと重い感触とともに現れたのは、周りのお芋たちとは桁違いの“超特大サイズ”! 思わず「おぉー!」と声が出て、マスクの下でニンマリと笑ってしまいました。 畑の土の中は、実際に掘り起こしてみるまで何が眠っているかわからない、宝探しの宝箱のようです。 コンテナいっぱいに並んだお芋たちを眺めると、ひと夏の土の営みと自然の力強さに改めて感謝が湧いてきます。 甘みを引き出す「追熟」の時間 掘り上げたばかりのさつまいもは、ブルーシートの上に広げて土を乾かし、風通しの良い日陰でしばらく寝かせます。 採れたてをすぐ食べたい気持ちをグッとこらえて寝かせることで、お芋の中のでんぷんがゆっくりと糖に変わり、しっとりとした甘みがぐんと引き出されます。 「どんな料理にしようか」 「天ぷらもいいし、大学芋も捨てがたいな」 と想像は膨らみますが、何より楽しみなのは、先日設置が終わったログカフェ「りすとかまどとハニーベリーと」の薪ストーブです。 あの重厚なストーブの熾火(おきび)の中にアルミホイルで包んだお芋を放り込み、じっくりと焼き芋にして頬張る日を、今から心待ちにしています。 冷え込む夜には、あたたかい「ホットハスカップ」を 土と向き合って心地よく体を動かしたあとの夕暮れや、ぐっと冷え込む秋の夜長には、マグカップに注ぐ「ハスカップビネガー Sweet Blend」のお湯割りが欠かせません。 立ちのぼる湯気からふわりと香る、農園のハスカップならではの芳醇で甘酸っぱい果実の香り。...

秋の恵み、さつまいも収穫

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月30日は両親の日。もうすでに他界している両親のお墓参りはなるべく行きたい研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 朝夕の風にすっかり冷たさが混ざり、北海道・厚真町にも本格的な秋がやってきました。 畑仕事の合間にも、季節の移ろいを感じる日々です。 そんな中、秋の楽しみのひとつである「さつまいも」の収穫を行いました。 リール動画はこちら。 土を掘り起こすワクワク感と、個性豊かなお芋たち 青々と茂っていたツルをかき分け、黒いマルチをそっとめくります。 手袋越しに柔らかな土を掘り起こしていくと、鮮やかな赤紫色の肌が顔を覗かせました。 ツルを持ってグッと引き上げてみると…… 今年は、すらりと細長いお芋たちが仲良く連なってどっさりと登場! 「あれ、今年はみんなスマート体型だな?」 「いやいや、火が通りやすくて調理しやすいのは、案外このサイズなんだよね」 なんて自分を納得させながら土を掘り進めていた、そのときでした。 ズシッと重い感触とともに現れたのは、周りのお芋たちとは桁違いの“超特大サイズ”! 思わず「おぉー!」と声が出て、マスクの下でニンマリと笑ってしまいました。 畑の土の中は、実際に掘り起こしてみるまで何が眠っているかわからない、宝探しの宝箱のようです。 コンテナいっぱいに並んだお芋たちを眺めると、ひと夏の土の営みと自然の力強さに改めて感謝が湧いてきます。 甘みを引き出す「追熟」の時間 掘り上げたばかりのさつまいもは、ブルーシートの上に広げて土を乾かし、風通しの良い日陰でしばらく寝かせます。 採れたてをすぐ食べたい気持ちをグッとこらえて寝かせることで、お芋の中のでんぷんがゆっくりと糖に変わり、しっとりとした甘みがぐんと引き出されます。 「どんな料理にしようか」 「天ぷらもいいし、大学芋も捨てがたいな」 と想像は膨らみますが、何より楽しみなのは、先日設置が終わったログカフェ「りすとかまどとハニーベリーと」の薪ストーブです。 あの重厚なストーブの熾火(おきび)の中にアルミホイルで包んだお芋を放り込み、じっくりと焼き芋にして頬張る日を、今から心待ちにしています。 冷え込む夜には、あたたかい「ホットハスカップ」を 土と向き合って心地よく体を動かしたあとの夕暮れや、ぐっと冷え込む秋の夜長には、マグカップに注ぐ「ハスカップビネガー Sweet Blend」のお湯割りが欠かせません。 立ちのぼる湯気からふわりと香る、農園のハスカップならではの芳醇で甘酸っぱい果実の香り。...

今シーズン最後の草刈り中

今シーズン最後の草刈り中

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月22日は国民の休日。シルバーウィークです。この仕事になってから祝日とかあまり関係なくなった研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 秋風のなか、今シーズン最後の草刈りがスタート。――褐葉するハスカップと、順々に進める冬支度 北海道の秋は、本当に足早にやってきます。 朝晩は思わず上着を引っ張り出すほど冷え込み、日中でも気温は20℃を少し超える程度。 肌をなでる澄んだ風の冷たさに、季節が確実に進んでいることを実感します。 そんな秋空の下、今シーズン最後となる農園の草刈りを、まずはひとつの圃場からスタートさせました。 リール動画はこちら。 畝間を整え、順々に進める秋の草刈り 夏のあいだ、ハスカップの樹に負けじと猛烈な勢いで伸びていた草たち。 刈っても刈っても背を伸ばす雑草との追いかけっこも、ようやく落ち着きを見せてきました。 今回刈り終えた畝間を歩いてみると、すっきりと整った緑の絨毯の向こうに、整然と並ぶハスカップの列が広がっています。 きれいに刈り揃えられた畑を眺めると、体は疲れていても、どこかスッと気持ちが整うような清々しさがあります。 全圃場を一気に刈るのは難しいため、これから天候を見ながら、区画ごとに順々に最後の草刈りを進めていく予定です。 葉を落とし、眠りにつく準備を始める樹たち 見渡すと、ハスカップの葉はすっかり赤みを帯びた褐色へと変わり、枝先から少しずつ葉を落とし始めています。 夏の間、たっぷりと太陽の光を浴びて栄養を蓄えてくれた葉っぱたち。 その役目を終えて土へと還っていく姿は、どこか寂しげでありながらも、命の自然な巡りを感じさせてくれます。 樹たちも、北海道の長く厳しい冬を生き抜くために、しっかりとエネルギーを幹や根に閉じ込め、休眠の準備に入っているのです。 堆肥まき、そして冬の本格剪定へ 草刈りを順々に終わらせたあとも、農家の秋の手仕事は止まりません。 完全に葉が落ちきったら、まずは一年間頑張ってくれた畑の土へ、たっぷりと栄養を補給する「堆肥まき」を行います。 凍てつく冬の間、雪の下で土壌の微生物たちがゆっくりと土を育ててくれるように。 そして、葉が落ちて枝の骨格がはっきりと見通せるようになったら、いよいよ「冬の本格剪定」のスタートです。 古い枝を透かし、来年たくさんの実をつけてくれる元気な枝に光と風が通るよう、一本一本の樹と向き合ってハサミを入れていきます。 実りを届けてくれた夏から、静かに力を蓄える秋と冬へ。 畑仕事には一区切りはあっても、終わりはありません。 冷え込む夜には、あたたかい一杯を 外でしっかり体を動かしたあとの夕暮れや、長くなってきた夜には、マグカップに「ハスカップビネガー Sweet...

今シーズン最後の草刈り中

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月22日は国民の休日。シルバーウィークです。この仕事になってから祝日とかあまり関係なくなった研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 秋風のなか、今シーズン最後の草刈りがスタート。――褐葉するハスカップと、順々に進める冬支度 北海道の秋は、本当に足早にやってきます。 朝晩は思わず上着を引っ張り出すほど冷え込み、日中でも気温は20℃を少し超える程度。 肌をなでる澄んだ風の冷たさに、季節が確実に進んでいることを実感します。 そんな秋空の下、今シーズン最後となる農園の草刈りを、まずはひとつの圃場からスタートさせました。 リール動画はこちら。 畝間を整え、順々に進める秋の草刈り 夏のあいだ、ハスカップの樹に負けじと猛烈な勢いで伸びていた草たち。 刈っても刈っても背を伸ばす雑草との追いかけっこも、ようやく落ち着きを見せてきました。 今回刈り終えた畝間を歩いてみると、すっきりと整った緑の絨毯の向こうに、整然と並ぶハスカップの列が広がっています。 きれいに刈り揃えられた畑を眺めると、体は疲れていても、どこかスッと気持ちが整うような清々しさがあります。 全圃場を一気に刈るのは難しいため、これから天候を見ながら、区画ごとに順々に最後の草刈りを進めていく予定です。 葉を落とし、眠りにつく準備を始める樹たち 見渡すと、ハスカップの葉はすっかり赤みを帯びた褐色へと変わり、枝先から少しずつ葉を落とし始めています。 夏の間、たっぷりと太陽の光を浴びて栄養を蓄えてくれた葉っぱたち。 その役目を終えて土へと還っていく姿は、どこか寂しげでありながらも、命の自然な巡りを感じさせてくれます。 樹たちも、北海道の長く厳しい冬を生き抜くために、しっかりとエネルギーを幹や根に閉じ込め、休眠の準備に入っているのです。 堆肥まき、そして冬の本格剪定へ 草刈りを順々に終わらせたあとも、農家の秋の手仕事は止まりません。 完全に葉が落ちきったら、まずは一年間頑張ってくれた畑の土へ、たっぷりと栄養を補給する「堆肥まき」を行います。 凍てつく冬の間、雪の下で土壌の微生物たちがゆっくりと土を育ててくれるように。 そして、葉が落ちて枝の骨格がはっきりと見通せるようになったら、いよいよ「冬の本格剪定」のスタートです。 古い枝を透かし、来年たくさんの実をつけてくれる元気な枝に光と風が通るよう、一本一本の樹と向き合ってハサミを入れていきます。 実りを届けてくれた夏から、静かに力を蓄える秋と冬へ。 畑仕事には一区切りはあっても、終わりはありません。 冷え込む夜には、あたたかい一杯を 外でしっかり体を動かしたあとの夕暮れや、長くなってきた夜には、マグカップに「ハスカップビネガー Sweet...

マローン色に染まるデッキ

マローン色に染まるデッキ

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月18日はかいわれ大根の日。そういえば、久しく食べていない研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 朝晩の冷え込みが日ごとに増し、北海道の秋はいよいよ深まってきました。 澄んだ空気の中、今日も手作りで準備を進めているログカフェ「りすとかまどとハニーベリーと」で筆を走らせています。 今回の作業は、外観の仕上げとなるウッドデッキの床面塗装です。 リール動画はこちら。 マローン? マロン。そう、深みのある栗色のこと 白木のままでも素朴で温かみのあるウッドデッキですが、雨風や冬の雪から木を守るため、そしてカフェ全体の雰囲気を引き締めるために、選んだ塗料が「マローン色」でした。 「マローンってどんな色?」と思われるかもしれません。 実はこれ、フランス語の「マロン」、つまり栗の色のことなんです。 カラカラによく乾いたデッキ材に刷毛を滑らせると、塗料がすーっと木肌の奥へと染み込んでいきます。 木目が鮮やかに浮かび上がり、白木だった床面がみるみるうちに落ち着きのあるシックな栗茶色へと変わっていく。 この、景色が一変する瞬間がDIYの作業の中でたまらなく好きな時間です。 柱のすっきりとした白、足元の幕板の深い緑、そして足元を支えるマローンの床。 パーツごとに重ねてきた色がひとつの空間に調和し、思い描いていたカフェの輪郭がまた一歩、くっきりと立ち上がってきました。 長い夜のおともに、湯気立ちのぼる一杯を 外での作業を終え、道具を片付ける頃にはすっかり日も傾き、冷たい風が頬をかすめます。 そんな冷え込んできた秋の夕暮れや、長くなってきた夜のリラックスタイムに欠かせないのが、農園自慢の「ハスカップビネガー Sweet Blend」です。 夏場は炭酸水で爽快に割るのが定番でしたが、今の季節は断然「お湯割り」がおすすめです。 お気に入りのマグカップにビネガーを注ぎ、あつあつのお湯を静かに注ぐと、ふわっと立ちのぼる芳醇な果実の香り。 オリゴ糖のまろやかな甘みと、ハスカップならではのやさしい酸味が、冷えた指先や乾いた喉、そして一日がんばった体にじんわりと染み渡っていきます。 読書をしながら、あるいは薪ストーブの火入れの日を思い描きながら。 静かな夜に湯気を眺めながら過ごすひとときは、何物にも代えがたいご褒美時間です。 季節の移ろいとともに、歩みを重ねて 一歩ずつ、自分たちの手で整えていくログカフェの空間。 いつかこのマローン色のデッキに椅子を出し、訪れてくださった皆さんと温かい飲み物を片手に風を感じられる日を心待ちにしています。 季節の変わり目、寒暖差の大きい日々が続いています。...

マローン色に染まるデッキ

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月18日はかいわれ大根の日。そういえば、久しく食べていない研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 朝晩の冷え込みが日ごとに増し、北海道の秋はいよいよ深まってきました。 澄んだ空気の中、今日も手作りで準備を進めているログカフェ「りすとかまどとハニーベリーと」で筆を走らせています。 今回の作業は、外観の仕上げとなるウッドデッキの床面塗装です。 リール動画はこちら。 マローン? マロン。そう、深みのある栗色のこと 白木のままでも素朴で温かみのあるウッドデッキですが、雨風や冬の雪から木を守るため、そしてカフェ全体の雰囲気を引き締めるために、選んだ塗料が「マローン色」でした。 「マローンってどんな色?」と思われるかもしれません。 実はこれ、フランス語の「マロン」、つまり栗の色のことなんです。 カラカラによく乾いたデッキ材に刷毛を滑らせると、塗料がすーっと木肌の奥へと染み込んでいきます。 木目が鮮やかに浮かび上がり、白木だった床面がみるみるうちに落ち着きのあるシックな栗茶色へと変わっていく。 この、景色が一変する瞬間がDIYの作業の中でたまらなく好きな時間です。 柱のすっきりとした白、足元の幕板の深い緑、そして足元を支えるマローンの床。 パーツごとに重ねてきた色がひとつの空間に調和し、思い描いていたカフェの輪郭がまた一歩、くっきりと立ち上がってきました。 長い夜のおともに、湯気立ちのぼる一杯を 外での作業を終え、道具を片付ける頃にはすっかり日も傾き、冷たい風が頬をかすめます。 そんな冷え込んできた秋の夕暮れや、長くなってきた夜のリラックスタイムに欠かせないのが、農園自慢の「ハスカップビネガー Sweet Blend」です。 夏場は炭酸水で爽快に割るのが定番でしたが、今の季節は断然「お湯割り」がおすすめです。 お気に入りのマグカップにビネガーを注ぎ、あつあつのお湯を静かに注ぐと、ふわっと立ちのぼる芳醇な果実の香り。 オリゴ糖のまろやかな甘みと、ハスカップならではのやさしい酸味が、冷えた指先や乾いた喉、そして一日がんばった体にじんわりと染み渡っていきます。 読書をしながら、あるいは薪ストーブの火入れの日を思い描きながら。 静かな夜に湯気を眺めながら過ごすひとときは、何物にも代えがたいご褒美時間です。 季節の移ろいとともに、歩みを重ねて 一歩ずつ、自分たちの手で整えていくログカフェの空間。 いつかこのマローン色のデッキに椅子を出し、訪れてくださった皆さんと温かい飲み物を片手に風を感じられる日を心待ちにしています。 季節の変わり目、寒暖差の大きい日々が続いています。...

柱の白、足元の緑

柱の白、足元の緑

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月14日は食いしん坊の日。まさに私のためにあるの様な日。研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 柱の白、足元の緑。――色を重ねるごとに息づくログカフェと、作業終わりの甘酸っぱいご褒美 秋の気配が少しずつ深まり、外での作業が心地よい季節になってきました。 手作りで準備を進めているログカフェ「りすとかまどとハニーベリーと」。 今回は、外観の印象を大きく左右する「デッキまわりと柱の塗装作業」に取り掛かりました。 木そのものの素朴な質感も魅力的ですが、色を丁寧に塗り重ねていくことで、建物全体に統一感と独特の表情が生まれていきます。 リール動画はこちら。 窓枠とドアから色を拾う、こだわりのカラーコーディネート 外観の塗装で大切にしたのは、「全体の調和」です。 今回はパーツごとに異なる色を使いながらも、建物全体がひとつの絵のようにまとまるよう、組み合わせを考えました。 柱のホワイト どっしりと屋根を支える柱には、清潔感のある明るい白を。すでに仕上がっている窓枠と同じトーンに揃えることで、遠くから見たときにもすっきりとしたアクセントになります。 デッキ下部の深いグリーン デッキの幕板(足元)には、落ち着いたフォレストグリーンを入れました。こちらは玄関ドアの色とお揃いに。地面に近い部分に濃い緑が入ることで、周囲の木々や草花と自然に溶け込み、どっしりとした安定感が生まれます。 これからのデッキ床面は「マローン」へ これから仕上げていくデッキの床面には、深みのある栗茶系の「マローン」を塗る予定です。 使用しているのは、いずれも木目をやさしく生かしながらしっかりと木材を保護してくれる水性塗料。 刷毛を動かすたびに木肌へと塗料が吸い込まれ、思い描いていたカフェの輪郭が少しずつ立ち上がってくる手応えは、セルフビルドならではの贅沢な瞬間です。 まずは下塗りをしっかりと施し、もう一度重ね塗りをして仕上げていきます。 汗を流したあとの、とっておきの一杯 脚立の上り下りを繰り返し、しゃがみ込んで足元を塗り進める作業は、見た目以上に体力を使います。 気づけば手や作業着にはペンキが少し跳ね、体も心地よい疲労感に包まれていました。 道具を片付け、ホッと一息つく時間。 そんな作業終わりのご褒美に欠かせないのが、農園のハスカップを贅沢に使った「ハスカップビネガー Sweet Blend」です。 お気に入りのカップに注ぎ、冷たい炭酸水やお湯で割って口に含むと、果実本来の爽やかな酸味とオリゴ糖のやさしい甘みが、乾いた喉と疲れた体にじんわりと染み渡っていきます。 人工的な甘さではなく、果実の生命力をそのまま味わうような一杯。 「今日もいい作業ができたな」と、張り詰めていた肩の力をすーっと抜いてくれる大切な相棒です。...

柱の白、足元の緑

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月14日は食いしん坊の日。まさに私のためにあるの様な日。研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 柱の白、足元の緑。――色を重ねるごとに息づくログカフェと、作業終わりの甘酸っぱいご褒美 秋の気配が少しずつ深まり、外での作業が心地よい季節になってきました。 手作りで準備を進めているログカフェ「りすとかまどとハニーベリーと」。 今回は、外観の印象を大きく左右する「デッキまわりと柱の塗装作業」に取り掛かりました。 木そのものの素朴な質感も魅力的ですが、色を丁寧に塗り重ねていくことで、建物全体に統一感と独特の表情が生まれていきます。 リール動画はこちら。 窓枠とドアから色を拾う、こだわりのカラーコーディネート 外観の塗装で大切にしたのは、「全体の調和」です。 今回はパーツごとに異なる色を使いながらも、建物全体がひとつの絵のようにまとまるよう、組み合わせを考えました。 柱のホワイト どっしりと屋根を支える柱には、清潔感のある明るい白を。すでに仕上がっている窓枠と同じトーンに揃えることで、遠くから見たときにもすっきりとしたアクセントになります。 デッキ下部の深いグリーン デッキの幕板(足元)には、落ち着いたフォレストグリーンを入れました。こちらは玄関ドアの色とお揃いに。地面に近い部分に濃い緑が入ることで、周囲の木々や草花と自然に溶け込み、どっしりとした安定感が生まれます。 これからのデッキ床面は「マローン」へ これから仕上げていくデッキの床面には、深みのある栗茶系の「マローン」を塗る予定です。 使用しているのは、いずれも木目をやさしく生かしながらしっかりと木材を保護してくれる水性塗料。 刷毛を動かすたびに木肌へと塗料が吸い込まれ、思い描いていたカフェの輪郭が少しずつ立ち上がってくる手応えは、セルフビルドならではの贅沢な瞬間です。 まずは下塗りをしっかりと施し、もう一度重ね塗りをして仕上げていきます。 汗を流したあとの、とっておきの一杯 脚立の上り下りを繰り返し、しゃがみ込んで足元を塗り進める作業は、見た目以上に体力を使います。 気づけば手や作業着にはペンキが少し跳ね、体も心地よい疲労感に包まれていました。 道具を片付け、ホッと一息つく時間。 そんな作業終わりのご褒美に欠かせないのが、農園のハスカップを贅沢に使った「ハスカップビネガー Sweet Blend」です。 お気に入りのカップに注ぎ、冷たい炭酸水やお湯で割って口に含むと、果実本来の爽やかな酸味とオリゴ糖のやさしい甘みが、乾いた喉と疲れた体にじんわりと染み渡っていきます。 人工的な甘さではなく、果実の生命力をそのまま味わうような一杯。 「今日もいい作業ができたな」と、張り詰めていた肩の力をすーっと抜いてくれる大切な相棒です。...

春が来たと勘違いしちゃった?

春が来たと勘違いしちゃった?

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月7日はクリーナーの日。最近購入したSharkのハンドクリーナーに感動している研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 朝晩の風に秋の気配が混ざり始め、北海道の季節は少しずつ冬支度へと向かっています。 畑を見回っていると、思わず足を止め、クスッと笑ってしまいながらも「大丈夫かい?」と声をかけたくなるハスカップに出会いました。 ぎゅっと眠るはずの芽が、青々と背伸びをしている 本来、この時期のハスカップは来シーズンに向けた準備期間です。 枝の節々頭に「冬芽(花や枝のもと)」をギュッと固く結び、厳しい冬を乗り越えるためにじっと活動を抑える、いわば「おやすみモード」に入ります。 ところが、目の前の一本の枝の先には、みずみずしく柔らかな若葉がぐんぐんと伸びていました。 「もしかして、もう春が来たと勘違いしちゃった?」 本来なら春まで眠っているはずの芽がフライングして新梢を伸ばしてしまう、いわゆる「二次伸長」です。 見た目は青々としていて生命力にあふれて見えますが、農家としては少し心配なサインでもあります。 この柔らかく瑞々しい状態のまま北海道の厳しい霜や雪を迎えてしまうと、寒さに耐えきれず、先端から枯れ込んでしまう(凍害にあう)リスクが高くなるからです。 人間と同じで、植物にもたまに慌てん坊やおっちょこちょいな子がいて、その姿はどこか憎めず愛おしいのですが、できれば本格的な寒さが来る前にしっかり樹皮を木質化させて固まってほしいところです。 作業記録をめくって見えてきた「夏の違い」 この「勘違いして伸びてしまう新梢」ですが、ふと昨年の畑の様子を思い返すと、ある明確な違いに気づきました。 「そういえば、今年は去年と比べてこのフライング新梢が明らかに少ないな……」 気になって日々の作業記録と気象データを照らし合わせてみると、数字のうえでもはっきりとした理由が見えてきました。 最高気温の落ち着き 2025年の7月(平均最高28.2℃)・8月(同28.0℃)は厳しい暑さが続いたのに対し、2026年の7月(23.8℃)・8月(26.1℃)は2〜4℃ほど低く推移していました。 夜間のしっかりとした冷え込み 平均最低気温で見ても、2025年7月の19.8℃に対し、2026年7月は17.5℃と約2℃低く、昼夜を通して冷涼な環境でした。 日照と天候の推移 3月〜8月の晴れ日数は昨年の87日から今年は78日へと減少し、曇天や雨の日が増加していました。 昨年の厳しい猛暑による強い乾燥や高温ストレス、その後の急激な気温差などが木を刺激し、休眠すべき芽を動かしてしまっていたのかもしれません。 対照的に、昼夜ともに冷涼で過ごしやすかった今年の夏は、樹たちも過度なストレスを受けず、本来のサイクル通りに落ち着いて冬支度を進められているようです。 観察の積み重ねが、樹との対話になる 農業を続けていると、日々の天候や気温のちょっとした揺らぎが、植物の姿にそのまま現れる瞬間に出会います。 毎日の作業記録にペンを走らせ、目の前の樹を一本一本観察する。 その地道な積み重ねがあるからこそ、「なぜ今この枝が伸びているのか」「去年と何が違ったのか」という背景が、樹からのメッセージのように見えてきます。 慌てて新芽を伸ばしてしまった木には、「ちょっと早とちりしちゃったね」と優しく声をかけながら、冬が来るまで静かに見守ろうと思います。...

春が来たと勘違いしちゃった?

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月7日はクリーナーの日。最近購入したSharkのハンドクリーナーに感動している研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 朝晩の風に秋の気配が混ざり始め、北海道の季節は少しずつ冬支度へと向かっています。 畑を見回っていると、思わず足を止め、クスッと笑ってしまいながらも「大丈夫かい?」と声をかけたくなるハスカップに出会いました。 ぎゅっと眠るはずの芽が、青々と背伸びをしている 本来、この時期のハスカップは来シーズンに向けた準備期間です。 枝の節々頭に「冬芽(花や枝のもと)」をギュッと固く結び、厳しい冬を乗り越えるためにじっと活動を抑える、いわば「おやすみモード」に入ります。 ところが、目の前の一本の枝の先には、みずみずしく柔らかな若葉がぐんぐんと伸びていました。 「もしかして、もう春が来たと勘違いしちゃった?」 本来なら春まで眠っているはずの芽がフライングして新梢を伸ばしてしまう、いわゆる「二次伸長」です。 見た目は青々としていて生命力にあふれて見えますが、農家としては少し心配なサインでもあります。 この柔らかく瑞々しい状態のまま北海道の厳しい霜や雪を迎えてしまうと、寒さに耐えきれず、先端から枯れ込んでしまう(凍害にあう)リスクが高くなるからです。 人間と同じで、植物にもたまに慌てん坊やおっちょこちょいな子がいて、その姿はどこか憎めず愛おしいのですが、できれば本格的な寒さが来る前にしっかり樹皮を木質化させて固まってほしいところです。 作業記録をめくって見えてきた「夏の違い」 この「勘違いして伸びてしまう新梢」ですが、ふと昨年の畑の様子を思い返すと、ある明確な違いに気づきました。 「そういえば、今年は去年と比べてこのフライング新梢が明らかに少ないな……」 気になって日々の作業記録と気象データを照らし合わせてみると、数字のうえでもはっきりとした理由が見えてきました。 最高気温の落ち着き 2025年の7月(平均最高28.2℃)・8月(同28.0℃)は厳しい暑さが続いたのに対し、2026年の7月(23.8℃)・8月(26.1℃)は2〜4℃ほど低く推移していました。 夜間のしっかりとした冷え込み 平均最低気温で見ても、2025年7月の19.8℃に対し、2026年7月は17.5℃と約2℃低く、昼夜を通して冷涼な環境でした。 日照と天候の推移 3月〜8月の晴れ日数は昨年の87日から今年は78日へと減少し、曇天や雨の日が増加していました。 昨年の厳しい猛暑による強い乾燥や高温ストレス、その後の急激な気温差などが木を刺激し、休眠すべき芽を動かしてしまっていたのかもしれません。 対照的に、昼夜ともに冷涼で過ごしやすかった今年の夏は、樹たちも過度なストレスを受けず、本来のサイクル通りに落ち着いて冬支度を進められているようです。 観察の積み重ねが、樹との対話になる 農業を続けていると、日々の天候や気温のちょっとした揺らぎが、植物の姿にそのまま現れる瞬間に出会います。 毎日の作業記録にペンを走らせ、目の前の樹を一本一本観察する。 その地道な積み重ねがあるからこそ、「なぜ今この枝が伸びているのか」「去年と何が違ったのか」という背景が、樹からのメッセージのように見えてきます。 慌てて新芽を伸ばしてしまった木には、「ちょっと早とちりしちゃったね」と優しく声をかけながら、冬が来るまで静かに見守ろうと思います。...

薪ストーブ設置完了

薪ストーブ設置完了

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月4日は東京ディズニーシー開園記念日。ランドよりシーの方が好きな研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 念願の薪ストーブがやってきた!――「りすとかまどとハニーベリーと」、名前に込めた温もりの物語 手作りで少しずつ準備を進めているログカフェに、待ちに待った大きな節目が訪れました。 念願だった「薪ストーブ」の設置工事が、無事に完了したのです。 黒く重厚な煙突がまっすぐに天井を抜け、屋根の上へと誇らしげに突き出た瞬間、空間全体にまるで新しい命が吹き込まれたかのような、静かな感動が胸に広がりました。 リール動画はこちら。 側面に宿る、小さなりすのレリーフ 設置された薪ストーブの前に立ち、じっくりと細部を眺めてみます。 鋳物ならではの落ち着いた質感、すっきりとしながらもどこかクラシカルな佇まい。 そして何より心惹かれるのが、側面に刻まれた愛らしい「りす」のレリーフです。 どんぐりを抱えた小さなりすが木の葉に囲まれている姿は、見ているだけで自然と頬がゆるんでしまうような温かみがあります。 実は、私たちが準備しているカフェの名前は、 「りすとかまどとハニーベリーと」。 この名前に並ぶ言葉たちには、それぞれ大切な意味が込められています。 店名にある「かまど」の正体 「かまどって、ご飯を炊く昔のかまどのことですか?」 カフェの名前をお伝えすると、そう尋ねられることがあります。 けれど、私たちが名付けた「かまど」の正体は、まさに今日据え付けられたこの薪ストーブのことなのです。 昔の日本の家屋で、かまどが家族の食事を支え、自然と人が集まる温かな中心地であったように。 このログカフェでも、薪ストーブの柔らかな炎が空間を包み込み、訪れてくれた人たちの心と体を芯から温める存在になってほしい。 そんな願いを込めて、「かまど」という言葉を選びました。 厳しい冬を越えて、人が集う居場所に 北海道の冬は、時に厳しく、どこまでも静かです。 けれど、雪が降り積もる寒い日だからこそ、扉を開けた瞬間にパチパチとはぜる薪の音が出迎え、じんわりと広がる熱気に包まれる時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときになります。 薪ストーブのガラス越しに揺らめく炎をぼんやりと眺めながら、淹れたての温かい一杯を味わったり、大切な人と静かに言葉を交わしたり。 日々の忙しさから少しだけ離れて、誰もがホッと肩の力を抜けるような居場所にしていきたいと思っています。 はじめての火入れを夢見て 今はまだ夏。火を灯すのはもう少し先のことになりますが、 「どんな風に火が回るだろうか」...

薪ストーブ設置完了

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」 9月4日は東京ディズニーシー開園記念日。ランドよりシーの方が好きな研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 念願の薪ストーブがやってきた!――「りすとかまどとハニーベリーと」、名前に込めた温もりの物語 手作りで少しずつ準備を進めているログカフェに、待ちに待った大きな節目が訪れました。 念願だった「薪ストーブ」の設置工事が、無事に完了したのです。 黒く重厚な煙突がまっすぐに天井を抜け、屋根の上へと誇らしげに突き出た瞬間、空間全体にまるで新しい命が吹き込まれたかのような、静かな感動が胸に広がりました。 リール動画はこちら。 側面に宿る、小さなりすのレリーフ 設置された薪ストーブの前に立ち、じっくりと細部を眺めてみます。 鋳物ならではの落ち着いた質感、すっきりとしながらもどこかクラシカルな佇まい。 そして何より心惹かれるのが、側面に刻まれた愛らしい「りす」のレリーフです。 どんぐりを抱えた小さなりすが木の葉に囲まれている姿は、見ているだけで自然と頬がゆるんでしまうような温かみがあります。 実は、私たちが準備しているカフェの名前は、 「りすとかまどとハニーベリーと」。 この名前に並ぶ言葉たちには、それぞれ大切な意味が込められています。 店名にある「かまど」の正体 「かまどって、ご飯を炊く昔のかまどのことですか?」 カフェの名前をお伝えすると、そう尋ねられることがあります。 けれど、私たちが名付けた「かまど」の正体は、まさに今日据え付けられたこの薪ストーブのことなのです。 昔の日本の家屋で、かまどが家族の食事を支え、自然と人が集まる温かな中心地であったように。 このログカフェでも、薪ストーブの柔らかな炎が空間を包み込み、訪れてくれた人たちの心と体を芯から温める存在になってほしい。 そんな願いを込めて、「かまど」という言葉を選びました。 厳しい冬を越えて、人が集う居場所に 北海道の冬は、時に厳しく、どこまでも静かです。 けれど、雪が降り積もる寒い日だからこそ、扉を開けた瞬間にパチパチとはぜる薪の音が出迎え、じんわりと広がる熱気に包まれる時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときになります。 薪ストーブのガラス越しに揺らめく炎をぼんやりと眺めながら、淹れたての温かい一杯を味わったり、大切な人と静かに言葉を交わしたり。 日々の忙しさから少しだけ離れて、誰もがホッと肩の力を抜けるような居場所にしていきたいと思っています。 はじめての火入れを夢見て 今はまだ夏。火を灯すのはもう少し先のことになりますが、 「どんな風に火が回るだろうか」...