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ハスカップが愛される理由

ハスカップが愛される理由

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなコンビニおにぎりの友は、からあげくんです。からあげくんは、レギュラーが一番、研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。   ハスカップが愛される理由 〜SGSイベントにて感じたこと〜 「今年もスムージー飲みにきたよ!」 そんな言葉が、今日いちばん心に残りました。 今日から4日間、札幌で開催されている【スイーツガーデンSAPPORO(SGS)】にて、師匠・山口さんの《ハスカップファーム山口農園》のお店のお手伝いをしています。初日の今日は、強風ではあったものの、陽射しはやわらかく、屋外イベントにはちょうど良い気候でした。 山口さんのお店では、ハスカップスムージー、そしてハスカップとイチゴのミックス「ベリーベリースムージー」が大人気。暑すぎない日でも、冷たいスムージーはやっぱり人の足を止める力があります。 私は今日、会計係としてレジまわりを担当させていただきました。 「いらっしゃいませ〜!」 「ありがとうございました!」 この、たった二言のやりとりの中に、お客様との出会いと別れ、そして、商品を手にとっていただけたことへの感謝がぎゅっと詰まっています。 お金をいただけるということの重みを、改めて噛みしめた一日でもありました。   多様なお客様、多様な価値 このSGSイベントには、実にさまざまなお客様がいらっしゃいます。 地元札幌のお客様はもちろん、道外からの旅行者、さらには海外からの観光客も多数。性別も年齢も国籍も異なるお客様が、次々とブースを訪れてくださいます。 そんな中でふと、こんな問いが頭に浮かびました。 どんなお客様が、ハスカップに興味をもってくれるのだろう? 外国のお客様にも、この美味しさは伝わるのだろうか? ハスカップに対して、お客様が感じている「価値」って何だろう? SNSやオンライン販売ではなかなか感じられない「生の反応」。それを体感できるのが、こうしたイベント出店の醍醐味かもしれません。笑顔でスムージーを頬張る子どもたちの姿、目を輝かせながら質問してくださる旅行客の方々、そして「去年も来たよ!」と声をかけてくださるリピーターの皆さん。 それらすべての表情が、「ハスカップが愛されている」ということの何よりの証しでした。   山口農園のブランド力 このイベントには、ハスカップファーム山口農園さんは毎年出店されています。 そのため「今年も来ました!」というリピーターのお客様がとても多いのです。 「ハスカップスムージー目当てに来ました」という方も何人もいて、まさに「ファンがついている」状態。 私自身も日々、ハスカップ農家としての研修を進めていますが、「この味を求めて毎年足を運んでくれる人がいる」ことのすごさ、そしてそのブランドを築くまでに積み上げてこられた師匠の努力を、肌で感じることができました。...

ハスカップが愛される理由

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなコンビニおにぎりの友は、からあげくんです。からあげくんは、レギュラーが一番、研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。   ハスカップが愛される理由 〜SGSイベントにて感じたこと〜 「今年もスムージー飲みにきたよ!」 そんな言葉が、今日いちばん心に残りました。 今日から4日間、札幌で開催されている【スイーツガーデンSAPPORO(SGS)】にて、師匠・山口さんの《ハスカップファーム山口農園》のお店のお手伝いをしています。初日の今日は、強風ではあったものの、陽射しはやわらかく、屋外イベントにはちょうど良い気候でした。 山口さんのお店では、ハスカップスムージー、そしてハスカップとイチゴのミックス「ベリーベリースムージー」が大人気。暑すぎない日でも、冷たいスムージーはやっぱり人の足を止める力があります。 私は今日、会計係としてレジまわりを担当させていただきました。 「いらっしゃいませ〜!」 「ありがとうございました!」 この、たった二言のやりとりの中に、お客様との出会いと別れ、そして、商品を手にとっていただけたことへの感謝がぎゅっと詰まっています。 お金をいただけるということの重みを、改めて噛みしめた一日でもありました。   多様なお客様、多様な価値 このSGSイベントには、実にさまざまなお客様がいらっしゃいます。 地元札幌のお客様はもちろん、道外からの旅行者、さらには海外からの観光客も多数。性別も年齢も国籍も異なるお客様が、次々とブースを訪れてくださいます。 そんな中でふと、こんな問いが頭に浮かびました。 どんなお客様が、ハスカップに興味をもってくれるのだろう? 外国のお客様にも、この美味しさは伝わるのだろうか? ハスカップに対して、お客様が感じている「価値」って何だろう? SNSやオンライン販売ではなかなか感じられない「生の反応」。それを体感できるのが、こうしたイベント出店の醍醐味かもしれません。笑顔でスムージーを頬張る子どもたちの姿、目を輝かせながら質問してくださる旅行客の方々、そして「去年も来たよ!」と声をかけてくださるリピーターの皆さん。 それらすべての表情が、「ハスカップが愛されている」ということの何よりの証しでした。   山口農園のブランド力 このイベントには、ハスカップファーム山口農園さんは毎年出店されています。 そのため「今年も来ました!」というリピーターのお客様がとても多いのです。 「ハスカップスムージー目当てに来ました」という方も何人もいて、まさに「ファンがついている」状態。 私自身も日々、ハスカップ農家としての研修を進めていますが、「この味を求めて毎年足を運んでくれる人がいる」ことのすごさ、そしてそのブランドを築くまでに積み上げてこられた師匠の努力を、肌で感じることができました。...

夏の剪定で秋冬に備える

夏の剪定で秋冬に備える

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなカツ丼は、衣がしっとりしているカツ丼です。ソースカツ丼よりも卵カツ丼をこの泣く愛する研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 「夏の剪定で秋冬に備える──今だからできる樹のメンテナンス」 草刈りがひと段落ついた畑では、今、夏の剪定作業が進んでいます。 この作業は、秋から冬にかけて行う本格的な剪定の“前準備”のようなもの。 ハニーベリー(ハスカップ)の樹は、夏の今、緑の葉を大きく広げて日差しを浴び、光合成で栄養を蓄えています。ですが、中にはすでに役目を終えて枯れてしまった枝も。葉が茶色くなっているので、今ならひと目で見つけられます。秋に落葉してしまうと判別が難しくなるため、この時期に切り落とすのがポイントです。 「だったら秋の剪定みたいに、思い切って切ればいいのでは?」と思うかもしれません。 でも、まだ早いんです。葉が落ちるまでは光合成を続けてもらうため、元気な枝と葉は残しておく必要があります。師匠の昭さんも、かつて夏のうちに本格的に切りすぎて、翌年の実りが減ってしまったという経験談を話してくれました。 枝を観察していると、厄介者の姿も発見。枝に茶色い殻のようにくっついているのはカイガラムシです。樹液を吸って枝先や葉に栄養が行かなくなり、最悪の場合は枝が枯れてしまいます。さらに、排泄物にカビが生えて「スス病」を誘発し、葉が焦茶色になってしまうことも。見つけたら剪定ばさみでこそげ落とすようにしています。 畑ではカマキリやトンボとも遭遇しました。こうした虫たちを見かけると、季節が少しずつ秋に向かっていることを感じます。 明日からは師匠・山口さんのお店のお手伝いで「スイーツガーデンサッポロ」に参加予定。たくさんの方にハスカップの魅力とおいしさをお届けできるよう、元気いっぱい行ってきます。 お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。 オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。 それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。 ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。 農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。 ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください! ↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓ 農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/ カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/ ↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓ https://lin.ee/sIZGNW4 今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

夏の剪定で秋冬に備える

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなカツ丼は、衣がしっとりしているカツ丼です。ソースカツ丼よりも卵カツ丼をこの泣く愛する研修生Hataです。いつもご愛読ありがとうございます。 「夏の剪定で秋冬に備える──今だからできる樹のメンテナンス」 草刈りがひと段落ついた畑では、今、夏の剪定作業が進んでいます。 この作業は、秋から冬にかけて行う本格的な剪定の“前準備”のようなもの。 ハニーベリー(ハスカップ)の樹は、夏の今、緑の葉を大きく広げて日差しを浴び、光合成で栄養を蓄えています。ですが、中にはすでに役目を終えて枯れてしまった枝も。葉が茶色くなっているので、今ならひと目で見つけられます。秋に落葉してしまうと判別が難しくなるため、この時期に切り落とすのがポイントです。 「だったら秋の剪定みたいに、思い切って切ればいいのでは?」と思うかもしれません。 でも、まだ早いんです。葉が落ちるまでは光合成を続けてもらうため、元気な枝と葉は残しておく必要があります。師匠の昭さんも、かつて夏のうちに本格的に切りすぎて、翌年の実りが減ってしまったという経験談を話してくれました。 枝を観察していると、厄介者の姿も発見。枝に茶色い殻のようにくっついているのはカイガラムシです。樹液を吸って枝先や葉に栄養が行かなくなり、最悪の場合は枝が枯れてしまいます。さらに、排泄物にカビが生えて「スス病」を誘発し、葉が焦茶色になってしまうことも。見つけたら剪定ばさみでこそげ落とすようにしています。 畑ではカマキリやトンボとも遭遇しました。こうした虫たちを見かけると、季節が少しずつ秋に向かっていることを感じます。 明日からは師匠・山口さんのお店のお手伝いで「スイーツガーデンサッポロ」に参加予定。たくさんの方にハスカップの魅力とおいしさをお届けできるよう、元気いっぱい行ってきます。 お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。 オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。 それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。 ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。 農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。 ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください! ↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓ 農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/ カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/ ↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓ https://lin.ee/sIZGNW4 今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

【草刈りは“収穫の下ごしらえ”】

【草刈りは“収穫の下ごしらえ”】

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなメロンの部位は、種のまわりのゼリー状のところです。いつもご愛読ありがとうございます。   挿し木3年目のハスカップを守る、夏の畑しごと 畑のエンジン音が止むと、刈りたての草の匂いだけが残りました。 昨秋に定植した挿し木から3年目のハニーベリー(ハスカップ)は、まだ背丈も細く、風に揺れるたびに頼りない。それでも、来季の芽や花芽を内側に抱え、確かに前へ進んでいます。そんな幼木の背を追い越す勢いで伸びる雑草を、今日はひたすら刈りました。 まずは株元を草刈り鎌で手刈りし、幹や若枝を傷つけない“安全地帯”を作ってから、外周を刈払機で一気に。手間は2倍、時間も2倍。でも、一人前に育つまで10年かかると言われるハスカップにとって、この一手間が根の呼吸と養水分の取り込みを守り、病害虫の発生も抑える“保険”になります。幼木期は特に、雑草との競合が生育差を大きくします。だからこそ、「株元は手で、外側は機械で」の二段構えが要。   ハニーベリーの栽培管理では、6〜8月が除草の山場。雨のあとや気温が落ち着く夕方に作業すると、刈刃の持ちも良く、飛散も少なめです。刈払機は低速で刃先だけを当てる意識、動線は扇形に小刻みがコツ。仕上げに刈草を薄く敷いて“敷草(マルチ)”にすると、表土の乾きを抑え、次の発芽も少し鈍らせられます。もちろん、保護メガネ・フェイスガード・長袖長ズボン・すね当ては必須。安全あっての農園です。 「雑草は敵か?」と聞かれれば、実は味方にもなります。地温を上げすぎず、雨粒の跳ね返りによる病気を減らし、土を守る役目も。ただし、“距離感”が大切。幹から30〜40cmの株元は常に短く、畝間は歩ける長さをキープ。これだけで風通しが生まれ、光が入り、翌年の花芽づくりが整います。見た目のスッキリ感は、そのまま収穫のしやすさ=果実の品質とロスの少なさに直結。草刈りは、実は“収穫の下ごしらえ”なのです。 厚真町の夏は、暑さの峠を越えたとはいえ、草はまだ止まりません。あと1〜2回は刈る覚悟。終わって振り返ると、幼い樹の足元が見えるようになり、風が抜ける音まで変わります。淡い緑の葉が日を受けてきらっと光る。その小さな景色が、「これでまた一歩、来季の甘さに近づいたな」と背中を押してくれます。  お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。 オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。 それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。 ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。 農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。 ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください! ↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓ 農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/ カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/ ↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓ https://lin.ee/sIZGNW4 今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

【草刈りは“収穫の下ごしらえ”】

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなメロンの部位は、種のまわりのゼリー状のところです。いつもご愛読ありがとうございます。   挿し木3年目のハスカップを守る、夏の畑しごと 畑のエンジン音が止むと、刈りたての草の匂いだけが残りました。 昨秋に定植した挿し木から3年目のハニーベリー(ハスカップ)は、まだ背丈も細く、風に揺れるたびに頼りない。それでも、来季の芽や花芽を内側に抱え、確かに前へ進んでいます。そんな幼木の背を追い越す勢いで伸びる雑草を、今日はひたすら刈りました。 まずは株元を草刈り鎌で手刈りし、幹や若枝を傷つけない“安全地帯”を作ってから、外周を刈払機で一気に。手間は2倍、時間も2倍。でも、一人前に育つまで10年かかると言われるハスカップにとって、この一手間が根の呼吸と養水分の取り込みを守り、病害虫の発生も抑える“保険”になります。幼木期は特に、雑草との競合が生育差を大きくします。だからこそ、「株元は手で、外側は機械で」の二段構えが要。   ハニーベリーの栽培管理では、6〜8月が除草の山場。雨のあとや気温が落ち着く夕方に作業すると、刈刃の持ちも良く、飛散も少なめです。刈払機は低速で刃先だけを当てる意識、動線は扇形に小刻みがコツ。仕上げに刈草を薄く敷いて“敷草(マルチ)”にすると、表土の乾きを抑え、次の発芽も少し鈍らせられます。もちろん、保護メガネ・フェイスガード・長袖長ズボン・すね当ては必須。安全あっての農園です。 「雑草は敵か?」と聞かれれば、実は味方にもなります。地温を上げすぎず、雨粒の跳ね返りによる病気を減らし、土を守る役目も。ただし、“距離感”が大切。幹から30〜40cmの株元は常に短く、畝間は歩ける長さをキープ。これだけで風通しが生まれ、光が入り、翌年の花芽づくりが整います。見た目のスッキリ感は、そのまま収穫のしやすさ=果実の品質とロスの少なさに直結。草刈りは、実は“収穫の下ごしらえ”なのです。 厚真町の夏は、暑さの峠を越えたとはいえ、草はまだ止まりません。あと1〜2回は刈る覚悟。終わって振り返ると、幼い樹の足元が見えるようになり、風が抜ける音まで変わります。淡い緑の葉が日を受けてきらっと光る。その小さな景色が、「これでまた一歩、来季の甘さに近づいたな」と背中を押してくれます。  お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。 オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。 それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。 ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。 農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。 ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください! ↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓ 農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/ カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/ ↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓ https://lin.ee/sIZGNW4 今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

ログカフェの屋根、できました

ログカフェの屋根、できました

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きな冷やし中華のタレはゴマだれです。北海道のスーパーでは冷やし中華ではなく冷やしラーメンとして売られているのが不思議な研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。   オレンジ色の屋根と黒い煙突囲いがはっきりと立ち上がりました。ログハウスの屋根が完成です。壁や柱の色にずいぶん迷いましたが、空の青や森の緑と並んだ時の見え方を確かめて、「これでいこう」と決めました。カフェの姿が少しずつ現実味を帯びていきます。 屋根材はガルバリウム鋼板。合金メッキ鋼板で、耐久性が高く、メンテナンス周期が長いのが魅力です。メーカーによって差はありますが、適切な施工なら再塗装まで約30年は目安にできると言われています。急勾配の屋根でも、これなら安心。将来、自分たちで手を入れる場面が来ても、頻度が少ないのは助かります。 ここ厚真町は北海道の中でも積雪が比較的少ない地域ですが、屋根に雪が載る日はあります。そこで天窓や煙突囲いの周りには、「水切り」や雪流れ対策の金物をしっかり設けてもらいました。滑り落ちる雪や雨水の流れをコントロールして、天窓の破損や雨仕舞いの不具合を防ぐための仕掛けです。屋根は見た目より「見えない所の設計」が要。今回はそこを丁寧に詰めてくださいました。 私はいま、2階外壁のペンキ塗りを担当中。足場に上がると、軒が張り出した部分はハケが入りにくく、体勢も不安定でなかなかの難所です。そこで「こまめに位置替え」「無理な姿勢で伸ばさない」「道具を置く位置を固定する」の三つを徹底。時間はかかりますが、安全に・慎重に・丁寧に進めるのがいちばんの近道だと実感しています。 せっかくなので、同じように地方で店舗づくりを考えている方へ、今回の学びをメモしておきます。 屋根材選びの基準は三つ:①耐久性(再塗装周期・錆への強さ)②地域の雪と風の条件(勾配・雪止め・水切り)③将来のメンテ性(足場が必要か、部分補修の可否)。 天窓・煙突周りは最初が肝心:板金の立ち上げやシールの取り合いなど、後から直すより初期設計でリスクを減らす。 DIY塗装は段取り八分:高所では「道具・動線・休憩」の計画が仕上がりに直結。無理をしない。 屋根が整うと、薪ストーブの煙がまっすぐ上がる冬や、ハニーベリー(ハスカップ)の香りが広がる夏の店内をつい思い描いてしまいます。   お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。 オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。 それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。 ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。 農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。 ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください! ↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓ 農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/ カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/ ↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓ https://lin.ee/sIZGNW4 今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

ログカフェの屋根、できました

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きな冷やし中華のタレはゴマだれです。北海道のスーパーでは冷やし中華ではなく冷やしラーメンとして売られているのが不思議な研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。   オレンジ色の屋根と黒い煙突囲いがはっきりと立ち上がりました。ログハウスの屋根が完成です。壁や柱の色にずいぶん迷いましたが、空の青や森の緑と並んだ時の見え方を確かめて、「これでいこう」と決めました。カフェの姿が少しずつ現実味を帯びていきます。 屋根材はガルバリウム鋼板。合金メッキ鋼板で、耐久性が高く、メンテナンス周期が長いのが魅力です。メーカーによって差はありますが、適切な施工なら再塗装まで約30年は目安にできると言われています。急勾配の屋根でも、これなら安心。将来、自分たちで手を入れる場面が来ても、頻度が少ないのは助かります。 ここ厚真町は北海道の中でも積雪が比較的少ない地域ですが、屋根に雪が載る日はあります。そこで天窓や煙突囲いの周りには、「水切り」や雪流れ対策の金物をしっかり設けてもらいました。滑り落ちる雪や雨水の流れをコントロールして、天窓の破損や雨仕舞いの不具合を防ぐための仕掛けです。屋根は見た目より「見えない所の設計」が要。今回はそこを丁寧に詰めてくださいました。 私はいま、2階外壁のペンキ塗りを担当中。足場に上がると、軒が張り出した部分はハケが入りにくく、体勢も不安定でなかなかの難所です。そこで「こまめに位置替え」「無理な姿勢で伸ばさない」「道具を置く位置を固定する」の三つを徹底。時間はかかりますが、安全に・慎重に・丁寧に進めるのがいちばんの近道だと実感しています。 せっかくなので、同じように地方で店舗づくりを考えている方へ、今回の学びをメモしておきます。 屋根材選びの基準は三つ:①耐久性(再塗装周期・錆への強さ)②地域の雪と風の条件(勾配・雪止め・水切り)③将来のメンテ性(足場が必要か、部分補修の可否)。 天窓・煙突周りは最初が肝心:板金の立ち上げやシールの取り合いなど、後から直すより初期設計でリスクを減らす。 DIY塗装は段取り八分:高所では「道具・動線・休憩」の計画が仕上がりに直結。無理をしない。 屋根が整うと、薪ストーブの煙がまっすぐ上がる冬や、ハニーベリー(ハスカップ)の香りが広がる夏の店内をつい思い描いてしまいます。   お客様の声に支えられ、今日も美味しいハスカップをお届けできるよう努めてまいります。ぜひ、畑嶋農園の美味しいハスカップをご賞味ください。 オンラインショップでは、厚真町のオリジナルブランド品種で、生で食べても酸味が少なく甘みが際立つ『あつまみらい』と、ジャムやスイーツ作りに最適な、昔ながらの品種を詰め合わせた『在来品種オールスターズ』の満喫セットを発売しています。 それぞれの個性を、ぜひご家庭で味わってみてください。来年のカフェオープンまで、まずは私たちのハスカップで、北国の短い夏を感じていただけたら嬉しいです。 ご購入は、この記事の上のロゴからどうぞ。 農園情報は随時、InstagramやLINE公式アカウントで発信。 ぜひ、私たちのInstagramをフォローしていただいたり、LINE公式アカウントとお友達になってください! ↓↓↓↓Instagramはコチラから↓↓↓↓ 農園情報 https://www.instagram.com/hatashima_haskap_farm/ カフェ情報 https://www.instagram.com/risu_kamado_honeyberry/ ↓↓↓↓公式LINEはコチラから↓↓↓↓ https://lin.ee/sIZGNW4 今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)

未来のハスカップを救え!

未来のハスカップを救え!

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなぎょうざは、羽つき餃子です。焼き上がった餃子をフライパンから取り出す時に、うまくできるか緊張する研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 未来のハスカップを救え!夏の農園、草との静かなる戦い ここ厚真町の畑嶋ハスカップ農園で、今一番元気なのは、雑草たちかもしれません。少し前まで、広大なハスカップ畑の草刈りに追われる毎日でした。 「よし、これで一通り終わったぞ!」 草刈り機を置き、汗を拭いながら畑全体を見渡したときの安堵感。日々の作業に追われていると、こうした小さな達成感が、次への大きな活力になります。最初に刈った場所からは、また新しい草が顔を出し始めているのは…まあ、見なかったことにしましょう(笑)。農業とは、そんなことの繰り返しです。 しかし、そんな安堵感も束の間、ふと、ある重大なことを思い出しました。 「…あ!しまった!」 すっかり、その存在を忘れていました。農園の片隅にある、未来のハスカップを育むための「挿し木畑」です。   草の海に消えた、小さな苗木たち 慌てて挿し木畑に向かうと、そこには信じられない光景が広がっていました。 本来なら、小さなハスカップの苗木たちが規則正しく並んでいるはずの場所が、見渡す限りの雑草に覆い尽くされているのです。その高さは、主役であるはずのハスカップの背をゆうに超え、まるで緑の波に飲み込まれてしまったかのよう。 「ごめんよ…」 思わず、声が漏れます。この子たちは、来年、再来年、そしてその先の未来にお客様へ美味しいハスカップを届けてくれる、大切な「宝物」です。一本一本、丁寧に枝を切り、発根を促す処理をして、大事に植えたはずなのに、日々の忙しさにかまけて、すっかり草の中に埋もれさせてしまいました。 ここで少し、農園の裏側のお話を。なぜ「挿し木」をするのかというと、ハスカップの木を増やすためです。良い実がなる優良な親木から枝を切り取り、土に挿して根付かせることで、親木と全く同じ性質を持ったクローンを作ることができるのです。種から育てるよりも早く、確実に、美味しいハスカップの木を増やすことができる、とても重要な作業です。 そんな大切な苗木たちですから、草刈り機を使うわけにはいきません。デリケートな苗を傷つけないよう、ここは原始的な方法で、一本一本、手で抜いていくしかありません。 「よし、やるか」 覚悟を決めて腕まくりをし、地面にかがみ込みました。ここから、草との静かで、長い戦いが始まります。   汗と土と、充実感と 腰をかがめ、中腰の姿勢で、ひたすら草を抜く。土にしっかりと根を張った草は、なかなかの強敵です。じっとりと汗が滲み、シャツが肌に張り付きます。聞こえるのは、自分の息遣いと、時折吹く風の音、そして遠くで鳴く鳥の声だけ。 それは、まるで瞑想のような時間でした。無心で手を動かしながら、「この苗が大きくなったら、どんな実をつけるだろう」「来年の今頃は、もう少し畑も立派になっているかな」と、未来の農園の姿に想いを馳せます。 単調な作業ですが、不思議と嫌な気持ちにはなりません。むしろ、土に触れていると、心が落ち着いていくのを感じます。一本抜き、また一本と、着実に畑が綺麗になっていく様子が、目に見えてわかるからです。 そして、1時間半後。 最後の草を抜き終え、立ち上がったときの、あの充実感たるや。見違えるようにすっきりと、風通しの良くなった畑。小さなハスカップの苗たちが、どこか誇らしげに、そして「ありがとう」と言っているかのように見えました。 幸い、この日の空は少し曇りがちで、真夏の強い日差しに体力を奪われずに済んだのは、天からのささやかなプレゼントだったのかもしれません。   小さな命を育むということ...

未来のハスカップを救え!

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなぎょうざは、羽つき餃子です。焼き上がった餃子をフライパンから取り出す時に、うまくできるか緊張する研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 未来のハスカップを救え!夏の農園、草との静かなる戦い ここ厚真町の畑嶋ハスカップ農園で、今一番元気なのは、雑草たちかもしれません。少し前まで、広大なハスカップ畑の草刈りに追われる毎日でした。 「よし、これで一通り終わったぞ!」 草刈り機を置き、汗を拭いながら畑全体を見渡したときの安堵感。日々の作業に追われていると、こうした小さな達成感が、次への大きな活力になります。最初に刈った場所からは、また新しい草が顔を出し始めているのは…まあ、見なかったことにしましょう(笑)。農業とは、そんなことの繰り返しです。 しかし、そんな安堵感も束の間、ふと、ある重大なことを思い出しました。 「…あ!しまった!」 すっかり、その存在を忘れていました。農園の片隅にある、未来のハスカップを育むための「挿し木畑」です。   草の海に消えた、小さな苗木たち 慌てて挿し木畑に向かうと、そこには信じられない光景が広がっていました。 本来なら、小さなハスカップの苗木たちが規則正しく並んでいるはずの場所が、見渡す限りの雑草に覆い尽くされているのです。その高さは、主役であるはずのハスカップの背をゆうに超え、まるで緑の波に飲み込まれてしまったかのよう。 「ごめんよ…」 思わず、声が漏れます。この子たちは、来年、再来年、そしてその先の未来にお客様へ美味しいハスカップを届けてくれる、大切な「宝物」です。一本一本、丁寧に枝を切り、発根を促す処理をして、大事に植えたはずなのに、日々の忙しさにかまけて、すっかり草の中に埋もれさせてしまいました。 ここで少し、農園の裏側のお話を。なぜ「挿し木」をするのかというと、ハスカップの木を増やすためです。良い実がなる優良な親木から枝を切り取り、土に挿して根付かせることで、親木と全く同じ性質を持ったクローンを作ることができるのです。種から育てるよりも早く、確実に、美味しいハスカップの木を増やすことができる、とても重要な作業です。 そんな大切な苗木たちですから、草刈り機を使うわけにはいきません。デリケートな苗を傷つけないよう、ここは原始的な方法で、一本一本、手で抜いていくしかありません。 「よし、やるか」 覚悟を決めて腕まくりをし、地面にかがみ込みました。ここから、草との静かで、長い戦いが始まります。   汗と土と、充実感と 腰をかがめ、中腰の姿勢で、ひたすら草を抜く。土にしっかりと根を張った草は、なかなかの強敵です。じっとりと汗が滲み、シャツが肌に張り付きます。聞こえるのは、自分の息遣いと、時折吹く風の音、そして遠くで鳴く鳥の声だけ。 それは、まるで瞑想のような時間でした。無心で手を動かしながら、「この苗が大きくなったら、どんな実をつけるだろう」「来年の今頃は、もう少し畑も立派になっているかな」と、未来の農園の姿に想いを馳せます。 単調な作業ですが、不思議と嫌な気持ちにはなりません。むしろ、土に触れていると、心が落ち着いていくのを感じます。一本抜き、また一本と、着実に畑が綺麗になっていく様子が、目に見えてわかるからです。 そして、1時間半後。 最後の草を抜き終え、立ち上がったときの、あの充実感たるや。見違えるようにすっきりと、風通しの良くなった畑。小さなハスカップの苗たちが、どこか誇らしげに、そして「ありがとう」と言っているかのように見えました。 幸い、この日の空は少し曇りがちで、真夏の強い日差しに体力を奪われずに済んだのは、天からのささやかなプレゼントだったのかもしれません。   小さな命を育むということ...

森に灯るオレンジの屋根

森に灯るオレンジの屋根

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなどんぶりはは、天丼です。天丼のタレは甘めが好きな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 【農園カフェ物語】森に灯るオレンジの屋根。僕らがペンキを握った、あの夏の日。 北海道厚真町の森の中、僕たちの夢の結晶である農園カフェの建設は、静かに、しかし着実に進んでいます。これまで骨組みと壁だけだった建物が、ついにその「顔」を持つ日がやってきました。カフェの印象を決定づける、屋根の工事が始まったのです。 プロの手仕事が、空に描くオレンジの軌跡 現場に到着すると、いつもと違う活気が満ちていました。屋根屋さんが、僕たちが選んだオレンジ色の「ガルバリウム鋼板」を、一枚一枚、手際よく空へと葺き上げていきます。 高所での作業にもかかわらず、その動きには一切の無駄がありません。計算され尽くした美しい流れ作業で、緑の森を背景に、鮮やかなオレンジ色の屋根がみるみるうちに広がっていく。その光景は、まるで一本の映画を見ているかのようでした。 今回、私たちが屋根材に選んだのは「ガルバリウム鋼板」。 これは、北海道の厳しい自然環境にも耐えうる耐久性の高さと、メンテナンスのしやすさが魅力の素材です。そして何より、そのモダンで洗練されたデザインに惹かれました。 とはいえ、一番悩んだのは「色」でした。 小さな色見本を太陽の下にかざし、「うーん…」「こっちの色もいいね…」と頭を悩ませた日々。最終的に、えいやっと覚悟を決めて選んだのが、このオレンジ色でした。 正直なところ、実際に屋根全体がこの色になった時、周囲の風景と調和するのか、それとも浮いてしまうのかは、一種の「賭け」でした。 しかし、その心配は杞憂に終わります。 灰色の曇り空の下でさえ、森の深い緑の中で、このオレンジ色はまるで温かい光を灯しているかのように、生き生きと輝いて見えました。自分たちの選択が間違っていなかったと確信した瞬間、胸が熱くなったのを覚えています。 迫るタイムリミット。僕らはペンキを握りしめた 屋根の完成が近づくにつれ、屋根屋さんからこんな一言が。 「屋根が終わったら、もうすぐ足場を解体しますよ」 その言葉は、僕たちにとってのタイムリミット宣告でした。 そう、足場があるうちに、外壁の塗装を自分たちの手で終えなければならないのです。 業者さんにお願いすれば、きっと早く、美しく仕上がるでしょう。でも、この場所は自分たちの手で作りたい。その想いが、僕たちを動かしていました。  平日は農園の仕事があるため、作業ができるのは限られた時間だけ。焦る気持ちを抑えながら、毎日少しずつ、無心で刷毛を動かします。 動画に映っているのは、まさにその奮闘の様子です。ぎこちない動きで、一進一退を繰り返す。プロのようにはいきませんが、一塗り一塗りに「このカフェが、訪れる人にとって心安らぐ場所になりますように」という願いを込めて。 DIYでの外壁塗装は、想像以上に根気のいる作業です。 もし、これからご自身で挑戦してみようという方がいれば、何よりも「養生(塗料がついてはいけない場所を保護すること)」を丁寧に行うことをお勧めします。この地味な作業が、最終的な仕上がりの美しさを大きく左右するのです。   物語は、まだ始まったばかり 事実を伝えるだけなら、「屋根がつき、壁を塗りました」の一言で終わってしまいます。 でも、僕たちが紡ぎたいのは、単なる建設記録ではありません。 なぜこの色を選んだのか、という迷いの時間。プロの仕事ぶりに感動した心。自分たちの手で作り上げることの喜びと苦労。その一つひとつが、この建物に温かい血を通わせ、血の通った「物語」となっていくのだと信じています。...

森に灯るオレンジの屋根

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなどんぶりはは、天丼です。天丼のタレは甘めが好きな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 【農園カフェ物語】森に灯るオレンジの屋根。僕らがペンキを握った、あの夏の日。 北海道厚真町の森の中、僕たちの夢の結晶である農園カフェの建設は、静かに、しかし着実に進んでいます。これまで骨組みと壁だけだった建物が、ついにその「顔」を持つ日がやってきました。カフェの印象を決定づける、屋根の工事が始まったのです。 プロの手仕事が、空に描くオレンジの軌跡 現場に到着すると、いつもと違う活気が満ちていました。屋根屋さんが、僕たちが選んだオレンジ色の「ガルバリウム鋼板」を、一枚一枚、手際よく空へと葺き上げていきます。 高所での作業にもかかわらず、その動きには一切の無駄がありません。計算され尽くした美しい流れ作業で、緑の森を背景に、鮮やかなオレンジ色の屋根がみるみるうちに広がっていく。その光景は、まるで一本の映画を見ているかのようでした。 今回、私たちが屋根材に選んだのは「ガルバリウム鋼板」。 これは、北海道の厳しい自然環境にも耐えうる耐久性の高さと、メンテナンスのしやすさが魅力の素材です。そして何より、そのモダンで洗練されたデザインに惹かれました。 とはいえ、一番悩んだのは「色」でした。 小さな色見本を太陽の下にかざし、「うーん…」「こっちの色もいいね…」と頭を悩ませた日々。最終的に、えいやっと覚悟を決めて選んだのが、このオレンジ色でした。 正直なところ、実際に屋根全体がこの色になった時、周囲の風景と調和するのか、それとも浮いてしまうのかは、一種の「賭け」でした。 しかし、その心配は杞憂に終わります。 灰色の曇り空の下でさえ、森の深い緑の中で、このオレンジ色はまるで温かい光を灯しているかのように、生き生きと輝いて見えました。自分たちの選択が間違っていなかったと確信した瞬間、胸が熱くなったのを覚えています。 迫るタイムリミット。僕らはペンキを握りしめた 屋根の完成が近づくにつれ、屋根屋さんからこんな一言が。 「屋根が終わったら、もうすぐ足場を解体しますよ」 その言葉は、僕たちにとってのタイムリミット宣告でした。 そう、足場があるうちに、外壁の塗装を自分たちの手で終えなければならないのです。 業者さんにお願いすれば、きっと早く、美しく仕上がるでしょう。でも、この場所は自分たちの手で作りたい。その想いが、僕たちを動かしていました。  平日は農園の仕事があるため、作業ができるのは限られた時間だけ。焦る気持ちを抑えながら、毎日少しずつ、無心で刷毛を動かします。 動画に映っているのは、まさにその奮闘の様子です。ぎこちない動きで、一進一退を繰り返す。プロのようにはいきませんが、一塗り一塗りに「このカフェが、訪れる人にとって心安らぐ場所になりますように」という願いを込めて。 DIYでの外壁塗装は、想像以上に根気のいる作業です。 もし、これからご自身で挑戦してみようという方がいれば、何よりも「養生(塗料がついてはいけない場所を保護すること)」を丁寧に行うことをお勧めします。この地味な作業が、最終的な仕上がりの美しさを大きく左右するのです。   物語は、まだ始まったばかり 事実を伝えるだけなら、「屋根がつき、壁を塗りました」の一言で終わってしまいます。 でも、僕たちが紡ぎたいのは、単なる建設記録ではありません。 なぜこの色を選んだのか、という迷いの時間。プロの仕事ぶりに感動した心。自分たちの手で作り上げることの喜びと苦労。その一つひとつが、この建物に温かい血を通わせ、血の通った「物語」となっていくのだと信じています。...