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夏の農園、草との戦いの物語。
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きな納豆は、オクラ納豆です。ビニールハウスで育てているオクラが、そろそろ収穫ラッシュを迎えそうな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 夏の農園、草との戦いの物語。美味しいハスカップを育てるための、私たちの舞台裏 うだるような暑さが続く、北海道の夏。太陽がじりじりと照りつける中、私たちの農園では、日々の大切な営みがあります。それは、元気すぎるほどに伸びてくる「草」との、終わらない戦いです。 息つく間もない、草との根比べ 「ああ、また伸びてる…」 農園の通路を歩くたび、そんなため息がこぼれます。一週間前にきれいに刈り終えたはずの場所が、もううっすらと緑色に染まっている。植物の生命力には、毎年驚かされるばかりです。 特に、私たちの宝物であるハニーベリー(ハスカップ)の樹にとっては、この雑草たちが大敵。樹の根本に生い茂る草は、土の中の栄養や水分を奪い合い、ハスカップの健やかな成長を妨げてしまいます。一粒一粒に甘酸っぱさがぎゅっと詰まった実を育てるためには、この草たちとの共存、いえ、”戦い”が欠かせないのです。 日中の最も暑い時間帯は、さすがに体も悲鳴を上げます。一度、クーラーの効いた涼しい家へと避難し、しばしの休息。この短い昼寝が、午後の活力を生み出す、最高の贅沢だったりします。そして、日差しが少し和らぐ朝夕の涼しい時間帯を狙って、私たちは再び農園へと向かうのです。 頼れる相棒、「ウィングモアー」との共演 この草刈りという名の舞台で、主役級の働きを見せてくれるのが、私たちの頼れる相棒「ウィングモアー」という機械です。 https://youtube.com/shorts/Pa2D4MY2DdA?si=c3IzQYpC4Ccp-sQz 動画をご覧ください。この機械はただ草を刈るだけではありません。本体の横から、まるで鳥の翼のようにスッと伸びるアームの先にも回転刃がついています。これが、ハスカップの樹の株元、ギリギリのラインを攻めてくれるのです。 「ウィーン!」という小気味よいエンジン音とともに、通路の草はみるみるうちに刈り取られ、同時に株元の厄介な草も一掃されていきます。デリケートな樹の幹を傷つけることなく、効率よく作業を進めることができるのは、この相棒のおかげ。まるで心を通わせたパートナーと息の合ったダンスを踊るように、農園の通路を滑らかに進んでいきます。 もちろん、ウィングモアーだけでは届かない、さらに細かい場所は、刈払機で丁寧に仕上げます。この二段階の作業によって、ハスカップの樹々は、太陽の光を一身に浴び、土の栄養を独り占めできる最高の環境を手に入れるのです。 手間ひまの先にある、一粒の輝き なぜ、私たちがここまで草刈りに情熱を注ぐのか。 それは、すべてがお客様にお届けする、あの一粒のハスカップに繋がっているからです。 雑草に養分を奪われることなく、のびのびと育ったハスカップの実は、味も香りも格別です。十分な栄養を蓄えた実は、深い青紫色に輝き、口に含んだ瞬間に、爽やかな酸味と豊かな甘みがじゅわっと広がります。 この手間ひまこそが、私たちの農園の「隠し味」。農薬に頼らず、自然の力を最大限に引き出すために。私たちのハスカップが「美味しい」と言っていただける、一番の理由なのだと信じています。 2つの味わい、あなたのお好みは? この夏も、そんな愛情をたっぷり注いで育てたハスカップたちが、収穫の時期を迎えました。オンラインショップでは、この畑から直送で、自慢のハスカップをお届けしています。 特におすすめしたいのが、2種類のハスカップの魅力が詰まった「満喫セット」です。 一つは、厚真町のオリジナルブランドでもある「あつまみらい」。 大粒で甘みが強く、酸味はマイルド。まずはぜひ、そのまま一粒、口に放り込んでみてください。フルーツとしてのハスカップの、新しい美味しさに出会えるはずです。 もう一つは、昔ながらの「在来品種オールスターズ」。 こちらは、きゅっとした酸味が特徴で、ジャムやスイーツに加工すると、その魅力が最大限に引き出されます。濃厚なハスカップジャムをコトコト煮詰める時間は、きっと格別なものになるでしょう。...
夏の農園、草との戦いの物語。
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きな納豆は、オクラ納豆です。ビニールハウスで育てているオクラが、そろそろ収穫ラッシュを迎えそうな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 夏の農園、草との戦いの物語。美味しいハスカップを育てるための、私たちの舞台裏 うだるような暑さが続く、北海道の夏。太陽がじりじりと照りつける中、私たちの農園では、日々の大切な営みがあります。それは、元気すぎるほどに伸びてくる「草」との、終わらない戦いです。 息つく間もない、草との根比べ 「ああ、また伸びてる…」 農園の通路を歩くたび、そんなため息がこぼれます。一週間前にきれいに刈り終えたはずの場所が、もううっすらと緑色に染まっている。植物の生命力には、毎年驚かされるばかりです。 特に、私たちの宝物であるハニーベリー(ハスカップ)の樹にとっては、この雑草たちが大敵。樹の根本に生い茂る草は、土の中の栄養や水分を奪い合い、ハスカップの健やかな成長を妨げてしまいます。一粒一粒に甘酸っぱさがぎゅっと詰まった実を育てるためには、この草たちとの共存、いえ、”戦い”が欠かせないのです。 日中の最も暑い時間帯は、さすがに体も悲鳴を上げます。一度、クーラーの効いた涼しい家へと避難し、しばしの休息。この短い昼寝が、午後の活力を生み出す、最高の贅沢だったりします。そして、日差しが少し和らぐ朝夕の涼しい時間帯を狙って、私たちは再び農園へと向かうのです。 頼れる相棒、「ウィングモアー」との共演 この草刈りという名の舞台で、主役級の働きを見せてくれるのが、私たちの頼れる相棒「ウィングモアー」という機械です。 https://youtube.com/shorts/Pa2D4MY2DdA?si=c3IzQYpC4Ccp-sQz 動画をご覧ください。この機械はただ草を刈るだけではありません。本体の横から、まるで鳥の翼のようにスッと伸びるアームの先にも回転刃がついています。これが、ハスカップの樹の株元、ギリギリのラインを攻めてくれるのです。 「ウィーン!」という小気味よいエンジン音とともに、通路の草はみるみるうちに刈り取られ、同時に株元の厄介な草も一掃されていきます。デリケートな樹の幹を傷つけることなく、効率よく作業を進めることができるのは、この相棒のおかげ。まるで心を通わせたパートナーと息の合ったダンスを踊るように、農園の通路を滑らかに進んでいきます。 もちろん、ウィングモアーだけでは届かない、さらに細かい場所は、刈払機で丁寧に仕上げます。この二段階の作業によって、ハスカップの樹々は、太陽の光を一身に浴び、土の栄養を独り占めできる最高の環境を手に入れるのです。 手間ひまの先にある、一粒の輝き なぜ、私たちがここまで草刈りに情熱を注ぐのか。 それは、すべてがお客様にお届けする、あの一粒のハスカップに繋がっているからです。 雑草に養分を奪われることなく、のびのびと育ったハスカップの実は、味も香りも格別です。十分な栄養を蓄えた実は、深い青紫色に輝き、口に含んだ瞬間に、爽やかな酸味と豊かな甘みがじゅわっと広がります。 この手間ひまこそが、私たちの農園の「隠し味」。農薬に頼らず、自然の力を最大限に引き出すために。私たちのハスカップが「美味しい」と言っていただける、一番の理由なのだと信じています。 2つの味わい、あなたのお好みは? この夏も、そんな愛情をたっぷり注いで育てたハスカップたちが、収穫の時期を迎えました。オンラインショップでは、この畑から直送で、自慢のハスカップをお届けしています。 特におすすめしたいのが、2種類のハスカップの魅力が詰まった「満喫セット」です。 一つは、厚真町のオリジナルブランドでもある「あつまみらい」。 大粒で甘みが強く、酸味はマイルド。まずはぜひ、そのまま一粒、口に放り込んでみてください。フルーツとしてのハスカップの、新しい美味しさに出会えるはずです。 もう一つは、昔ながらの「在来品種オールスターズ」。 こちらは、きゅっとした酸味が特徴で、ジャムやスイーツに加工すると、その魅力が最大限に引き出されます。濃厚なハスカップジャムをコトコト煮詰める時間は、きっと格別なものになるでしょう。...
来年の美味しい実りのために
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなカレーは、帯広のインディアンのカレーです。いわゆるおうちカレーのようなルーカレーが大好きな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 夏の農園だより:来年の美味しい実りのために。北海道・厚真町の畑から 抜けるような青い空に、もくもくと湧き上がる白い雲。夏の強い日差しが、畑の緑を一層濃く照らし出しています。ここは、北海道厚真町にある私たちのハスカップ農園。動画でお届けしたのは、そんな真夏の一日の、ほんのひとコマです。 https://youtube.com/shorts/dZ8QsyA3P_4?si=oXaajXWVUNxBmygT 「北海道は涼しい」だけじゃない、夏のリアル 「北海道の夏」と聞くと、多くの皆さんはきっと爽やかで涼しい気候をイメージされることでしょう。たしかに、海沿いの街などでは過ごしやすい日が続きます。 しかし、ここ数年の夏は少し様子が違います。私たちの農園がある厚真町も例外ではなく、この日も気温は30度を超えました。じりじりと肌を焼くような日差しと、草いきれの匂いが立ち込める畑に立つと、額から、首筋から、玉のような汗が流れ落ちます。 そんな暑さの中、私たちは今、来年の収穫に向けたとても大切な作業の真っ最中です。 一本一本に心を込めて。手作業の草刈り 動画に映っていたのは、ひたすら草を刈る姿。収穫の忙しさに追われていると、畑の草はあっという間に背を伸ばし、主役であるハスカップの樹に覆いかぶさるほどになってしまいます。 「乗用の草刈り機で一気に刈ってしまえば楽なのに」 そう思われるかもしれません。もちろん、広い農園ですから機械の力も借ります。しかし、ハスカップの樹の根本や、枝が伸びている繊細な場所は、どうしても手作業でなければなりません。 私たちが使っているのは「刈払機」という、肩から下げて使う草刈り機です。ブゥゥン…というエンジン音を響かせながら、一本一本の樹を傷つけないように、細心の注意を払って株元の草だけを刈り取っていく。それは、想像以上に根気と集中力が必要な作業です。足元に気をつけながら、ゆっくり、ゆっくりと列を進んでいきます。 なぜ、そこまで手間をかけるのか。それは、ハスカップの樹たちが、今まさに来年の実りのための準備をしている大切な時期だからです。 来年の「おいしい」は、今の「ひと手間」から生まれる ハスカップの収穫は初夏に終わりますが、樹たちの仕事はそこからが本番です。 青々と茂った葉を大きく広げ、夏の太陽の光を全身で浴びる。そうして、光合成を活発に行い、来年、甘酸っぱくみずみずしい実をつけるための栄養を、枝や幹に、そして根に、じっくりと蓄えているのです。 私たちが今行っている草刈りは、その大切な光合成を助けるための環境づくり。伸びすぎた雑草は、ハスカップが浴びるべき太陽の光を遮ってしまいます。また、土の中の水分や養分も奪い合ってしまう。だからこそ、私たちは汗を流しながら、ハスカップの樹たちが健やかに夏を過ごせるように、周辺の環境を丁寧に整えているのです。 これは、子育てに少し似ているかもしれません。手をかければかけた分だけ、子どもが健やかに育ってくれるように、樹もまた、私たちの愛情に応えてくれます。「ハニーベリーファースト」—。それが私たちの農園の合言葉。すべては、この樹々が育んでくれる一粒一粒の輝きのために。そして、それを「おいしい」と頬張ってくださる、あなたの笑顔のためにあるのです。 2つ+アルファの個性を楽しむ、畑嶋ハスカップ農園のこだわり 私たちの農園では、主に3種類のハスカップを育てています。 厚真町のオリジナルブランドでもある「ゆうしげ」と「あつまみらい」。大粒で甘みが強く、酸味がおだやかなのが特徴で、そのまま生でつまんで食べるのが最高に美味しい品種です。 もうひとつが、古くからこの土地で栽培されてきた「在来品種」たち。こちらは小粒で酸味がキリッとしており、色も濃いのが特徴。この酸味と豊かな風味こそが、ジャムやスイーツに加工したときに、その魅力を最大限に発揮します。1本1本樹によって味わいが違いますから、ひとつというよりは、いっぱいと言ったほうがいいかもしれません。 オンラインショップでは、この「あつまみらい」と「在来品種」の魅力を存分に味わっていただける**「満喫セット」**をご用意しました。 まずは「あつまみらい」をそのまま一粒、口に放り込んでみてください。北海道の夏の太陽をたっぷり浴びた、優しい甘さと爽やかな香りが口いっぱいに広がります。そして、「在来品種」で手作りジャムに挑戦してみてください。鍋を火にかけると、キッチンが甘酸っぱい香りに包まれる時間もまた、格別なものです。鮮やかなルビー色のジャムは、きっと食卓を豊かに彩ってくれるはずです。...
来年の美味しい実りのために
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなカレーは、帯広のインディアンのカレーです。いわゆるおうちカレーのようなルーカレーが大好きな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 夏の農園だより:来年の美味しい実りのために。北海道・厚真町の畑から 抜けるような青い空に、もくもくと湧き上がる白い雲。夏の強い日差しが、畑の緑を一層濃く照らし出しています。ここは、北海道厚真町にある私たちのハスカップ農園。動画でお届けしたのは、そんな真夏の一日の、ほんのひとコマです。 https://youtube.com/shorts/dZ8QsyA3P_4?si=oXaajXWVUNxBmygT 「北海道は涼しい」だけじゃない、夏のリアル 「北海道の夏」と聞くと、多くの皆さんはきっと爽やかで涼しい気候をイメージされることでしょう。たしかに、海沿いの街などでは過ごしやすい日が続きます。 しかし、ここ数年の夏は少し様子が違います。私たちの農園がある厚真町も例外ではなく、この日も気温は30度を超えました。じりじりと肌を焼くような日差しと、草いきれの匂いが立ち込める畑に立つと、額から、首筋から、玉のような汗が流れ落ちます。 そんな暑さの中、私たちは今、来年の収穫に向けたとても大切な作業の真っ最中です。 一本一本に心を込めて。手作業の草刈り 動画に映っていたのは、ひたすら草を刈る姿。収穫の忙しさに追われていると、畑の草はあっという間に背を伸ばし、主役であるハスカップの樹に覆いかぶさるほどになってしまいます。 「乗用の草刈り機で一気に刈ってしまえば楽なのに」 そう思われるかもしれません。もちろん、広い農園ですから機械の力も借ります。しかし、ハスカップの樹の根本や、枝が伸びている繊細な場所は、どうしても手作業でなければなりません。 私たちが使っているのは「刈払機」という、肩から下げて使う草刈り機です。ブゥゥン…というエンジン音を響かせながら、一本一本の樹を傷つけないように、細心の注意を払って株元の草だけを刈り取っていく。それは、想像以上に根気と集中力が必要な作業です。足元に気をつけながら、ゆっくり、ゆっくりと列を進んでいきます。 なぜ、そこまで手間をかけるのか。それは、ハスカップの樹たちが、今まさに来年の実りのための準備をしている大切な時期だからです。 来年の「おいしい」は、今の「ひと手間」から生まれる ハスカップの収穫は初夏に終わりますが、樹たちの仕事はそこからが本番です。 青々と茂った葉を大きく広げ、夏の太陽の光を全身で浴びる。そうして、光合成を活発に行い、来年、甘酸っぱくみずみずしい実をつけるための栄養を、枝や幹に、そして根に、じっくりと蓄えているのです。 私たちが今行っている草刈りは、その大切な光合成を助けるための環境づくり。伸びすぎた雑草は、ハスカップが浴びるべき太陽の光を遮ってしまいます。また、土の中の水分や養分も奪い合ってしまう。だからこそ、私たちは汗を流しながら、ハスカップの樹たちが健やかに夏を過ごせるように、周辺の環境を丁寧に整えているのです。 これは、子育てに少し似ているかもしれません。手をかければかけた分だけ、子どもが健やかに育ってくれるように、樹もまた、私たちの愛情に応えてくれます。「ハニーベリーファースト」—。それが私たちの農園の合言葉。すべては、この樹々が育んでくれる一粒一粒の輝きのために。そして、それを「おいしい」と頬張ってくださる、あなたの笑顔のためにあるのです。 2つ+アルファの個性を楽しむ、畑嶋ハスカップ農園のこだわり 私たちの農園では、主に3種類のハスカップを育てています。 厚真町のオリジナルブランドでもある「ゆうしげ」と「あつまみらい」。大粒で甘みが強く、酸味がおだやかなのが特徴で、そのまま生でつまんで食べるのが最高に美味しい品種です。 もうひとつが、古くからこの土地で栽培されてきた「在来品種」たち。こちらは小粒で酸味がキリッとしており、色も濃いのが特徴。この酸味と豊かな風味こそが、ジャムやスイーツに加工したときに、その魅力を最大限に発揮します。1本1本樹によって味わいが違いますから、ひとつというよりは、いっぱいと言ったほうがいいかもしれません。 オンラインショップでは、この「あつまみらい」と「在来品種」の魅力を存分に味わっていただける**「満喫セット」**をご用意しました。 まずは「あつまみらい」をそのまま一粒、口に放り込んでみてください。北海道の夏の太陽をたっぷり浴びた、優しい甘さと爽やかな香りが口いっぱいに広がります。そして、「在来品種」で手作りジャムに挑戦してみてください。鍋を火にかけると、キッチンが甘酸っぱい香りに包まれる時間もまた、格別なものです。鮮やかなルビー色のジャムは、きっと食卓を豊かに彩ってくれるはずです。...
「山眠る」訪問記
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなカレーは、帯広のインディアンのカレーです。いわゆるおうちカレーのようなルーカレーが大好きな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 【北海道・幕別町】素敵なご縁が繋いだガレットの名店「山眠る」訪問記。来秋オープンのカフェのヒントを探しに。 風が運ぶ木の葉のささやきや、土の匂いが少しずつ深まっていく今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ北海道厚真町では、来年の秋にオープン予定のログカフェ《りすとかまどとハニーベリーと》の準備が着々と進んでいます。 私たちの農園やカフェの想いを形にしてくれる、可愛らしいリスのキャラクターと温かみのあるロゴ。これをデザインしてくださったのが「Waft Product」さんです。今回は、そのWaft Productさんが北海道の幕別町に新しいお店をオープンされたと聞き、お祝いとお礼をお伝えしたくて、車を走らせました。 デザイン会社さんが、次なる拠点としてどんな場所を作られたのだろう?そんな想像を膨らませていましたが、オープンされたのは、なんとお菓子とガレットのお店でした。 その名は「山眠る」。 なんと詩的で、美しい響きを持つ名前でしょう。 静かな情景に佇む、温かなお店「山眠る」 お店の前に立つと、洗練された中にも温もりを感じる佇まいに、すっと心が引き寄せられます。ガラス張りの入り口から覗くアンティーク調の椅子が、これから始まる素敵な時間を予感させてくれました。 店名の「山眠る」とは、冬の季語。雪をかぶり、厳しい寒さの中で静まり返った山が、まるで眠りについているかのように見える様子を表す言葉です。きっと、お店の名には深い想いが込められているのでしょう。その由来をお尋ねしようと思っていたのに、美味しい料理と心地よい空間に夢中になり、すっかり忘れてしまいました。次回の楽しみにしたいと思います。 店内は、木の質感を大切にした落ち着いた雰囲気。ご主人がキッチンに立ち、奥様が優しく迎えてくださる。その丁寧な接客と、お二人が作り出す穏やかな空気感が、とても居心地の良い空間を生み出していました。 人生初の「本格ガレット」との出会い さて、皆さんは「ガレット」と聞いて、どんな食べ物を思い浮かべますか?恥ずかしながら、私は「クレープのお仲間…?」くらいの曖昧な知識しかありませんでした。 ガレットはフランス・ブルターニュ地方の郷土料理で、そば粉の生地を使うのが特徴。チーズや卵、ベーコンなど、塩気のある具材を合わせて楽しむ「お食事系」なのだそうです。甘いデザートのイメージが強い小麦粉のクレープとは、また違った魅力があるのですね。 ご主人は以前、フレンチとガレットのお店で腕を磨かれたとのこと。これはもう、期待しかありません。 今回私たちが注文したのは、2種類のガレット。 一つは、エゾシカのひき肉を使った「ボロネーゼ」。運ばれてきた瞬間に、そば粉の香ばしい香りとスパイシーなソースの香りが立ち上ります。野性味あふれるエゾシカの旨味と、とろりとしたチーズ、そして中央に鎮座する卵の黄身。これらを、もちもちとした食感の生地が優しく、しかし力強くまとめています。 もう一つは、地元の恵みが詰まった「マクベツ」。その名の通り、幕別町産のベーコンと数種類のじゃがいも、そしてチーズが使われています。ホクホクのじゃがいもと、ベーコンの塩味、チーズのコクが三位一体となり、口の中に幸せな情景を描き出します。これはもう、一つの完璧な料理です。 デザートは、余韻を楽しむクレープを 食後には、デザートとしてクレープ「ブールシュクレ」をいただきました。こちらは小麦粉を使った、おなじみの甘いクレープです。 シンプルに、砂糖とバターだけ。しかし、このシンプルさが、素材の良さを何よりも雄弁に物語っていました。熱々のクレープの上で、バターがじゅわっと溶けていく。その光景だけで、もう美味しいのです。甘く香ばしい香りが、幸せな時間の余韻をさらに深いものにしてくれました。 ...
「山眠る」訪問記
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなカレーは、帯広のインディアンのカレーです。いわゆるおうちカレーのようなルーカレーが大好きな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 【北海道・幕別町】素敵なご縁が繋いだガレットの名店「山眠る」訪問記。来秋オープンのカフェのヒントを探しに。 風が運ぶ木の葉のささやきや、土の匂いが少しずつ深まっていく今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ北海道厚真町では、来年の秋にオープン予定のログカフェ《りすとかまどとハニーベリーと》の準備が着々と進んでいます。 私たちの農園やカフェの想いを形にしてくれる、可愛らしいリスのキャラクターと温かみのあるロゴ。これをデザインしてくださったのが「Waft Product」さんです。今回は、そのWaft Productさんが北海道の幕別町に新しいお店をオープンされたと聞き、お祝いとお礼をお伝えしたくて、車を走らせました。 デザイン会社さんが、次なる拠点としてどんな場所を作られたのだろう?そんな想像を膨らませていましたが、オープンされたのは、なんとお菓子とガレットのお店でした。 その名は「山眠る」。 なんと詩的で、美しい響きを持つ名前でしょう。 静かな情景に佇む、温かなお店「山眠る」 お店の前に立つと、洗練された中にも温もりを感じる佇まいに、すっと心が引き寄せられます。ガラス張りの入り口から覗くアンティーク調の椅子が、これから始まる素敵な時間を予感させてくれました。 店名の「山眠る」とは、冬の季語。雪をかぶり、厳しい寒さの中で静まり返った山が、まるで眠りについているかのように見える様子を表す言葉です。きっと、お店の名には深い想いが込められているのでしょう。その由来をお尋ねしようと思っていたのに、美味しい料理と心地よい空間に夢中になり、すっかり忘れてしまいました。次回の楽しみにしたいと思います。 店内は、木の質感を大切にした落ち着いた雰囲気。ご主人がキッチンに立ち、奥様が優しく迎えてくださる。その丁寧な接客と、お二人が作り出す穏やかな空気感が、とても居心地の良い空間を生み出していました。 人生初の「本格ガレット」との出会い さて、皆さんは「ガレット」と聞いて、どんな食べ物を思い浮かべますか?恥ずかしながら、私は「クレープのお仲間…?」くらいの曖昧な知識しかありませんでした。 ガレットはフランス・ブルターニュ地方の郷土料理で、そば粉の生地を使うのが特徴。チーズや卵、ベーコンなど、塩気のある具材を合わせて楽しむ「お食事系」なのだそうです。甘いデザートのイメージが強い小麦粉のクレープとは、また違った魅力があるのですね。 ご主人は以前、フレンチとガレットのお店で腕を磨かれたとのこと。これはもう、期待しかありません。 今回私たちが注文したのは、2種類のガレット。 一つは、エゾシカのひき肉を使った「ボロネーゼ」。運ばれてきた瞬間に、そば粉の香ばしい香りとスパイシーなソースの香りが立ち上ります。野性味あふれるエゾシカの旨味と、とろりとしたチーズ、そして中央に鎮座する卵の黄身。これらを、もちもちとした食感の生地が優しく、しかし力強くまとめています。 もう一つは、地元の恵みが詰まった「マクベツ」。その名の通り、幕別町産のベーコンと数種類のじゃがいも、そしてチーズが使われています。ホクホクのじゃがいもと、ベーコンの塩味、チーズのコクが三位一体となり、口の中に幸せな情景を描き出します。これはもう、一つの完璧な料理です。 デザートは、余韻を楽しむクレープを 食後には、デザートとしてクレープ「ブールシュクレ」をいただきました。こちらは小麦粉を使った、おなじみの甘いクレープです。 シンプルに、砂糖とバターだけ。しかし、このシンプルさが、素材の良さを何よりも雄弁に物語っていました。熱々のクレープの上で、バターがじゅわっと溶けていく。その光景だけで、もう美味しいのです。甘く香ばしい香りが、幸せな時間の余韻をさらに深いものにしてくれました。 ...
ハスカップが紡ぐ物語
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きな桃は、少し硬めの桃です。知り合いの桃農家さんから届いた桃にさっそくかぶりついた研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 ハスカップが紡ぐ物語。特別なスイーツから知る、その奥深い魅力とは 「なんて、お洒落な名前なんだろう」 思わず、ため息がこぼれました。目の前にあるのは、北海道のお菓子屋さん「morimoto」さんが手がける特別なスイーツ、その名も「ハスカップジュエリー・ヌーボー」。まるで宝石箱のようなその佇まいに、食べる前から心が躍ります。 こんにちは。北海道厚真町でハニーベリー(ハスカップ)農園を営む「畑嶋ハスカップ農園」です。 私たちの農園の周りには、時折かわいいシマリスが顔を出し、冬にはかまどで暖をとる。そんなのどかな風景の中で、太陽の光をたっぷり浴びたハスカップを育てています。 今日は、私たちが愛してやまないハスカップが、素晴らしい職人の手によって素敵なスイーツへと姿を変えたお話と、その奥深い魅力について少しだけお付き合いください。 一口に広がる、北海道の大地と物語 この「ハスカップジュエリー・ヌーボー」が特別なのは、その年に収穫されたばかりのフレッシュなハスカップだけを使っているから。しかも、厚真・千歳・富良野という3つの産地のハスカップを、それぞれ最高の形で味わえるように仕立てられているのです。 箱をそっと開けると、まるで小さなケーキのような愛らしいお菓子が3つ。それぞれが違う表情をしています。産地の個性を最大限に引き出すために、ジャムの風味に合わせて、周りをコーティングするチョコレートや、サンドするクッキーの種類まで変えているというこだわりよう。作り手の深い愛情を感じずにはいられません。 中でも、ひときわ想いが募るのは、もちろん「厚真ヌーボー」。 というのも、このハスカップは、私たちが「師匠」と仰ぐ山口さんの「山口ハスカップファーム」で大切に育てられたものだからです。 口に運ぶと、まずサクッとした薄焼きクッキーの軽やかな食感。続いて、特製のバタークリームのまろやかなコクが広がり、その中心から、主役であるハスカップジャムの甘酸っぱさが弾けます。甘みと酸味のバランスが絶妙で、ホワイトチョコレートの優しい甘さが全体をふわりと包み込む。 「ああ、美味しい…。」 それは、単なる「お菓子」という言葉では片付けられない、一つの「作品」でした。厚真町の澄んだ空気、力強い大地、そして生産者の愛情。そのすべてが、この一粒に凝縮されているような、そんな情景が目に浮かぶ味わいでした。 他の産地のヌーボーとの食べ比べも、また格別な体験です。それぞれに個性があり、「ハスカップ」という果実の持つ多様性、そして無限の可能性を改めて教えてくれます。 ハスカップの魅力を、もっと身近に この記事を読んでくださっている方の中には、「ハスカップって、そもそもどんな果物?」と思われた方もいるかもしれませんね。 ハスカップは、アイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」が語源とされる、北海道を代表する特産果実です。近年では「ハニーベリー」という愛称でも親しまれています。小さなブルーベリーのような見た目ですが、その魅力は、なんといっても特徴的な「甘酸っぱさ」。そして、ビタミンCやアントシアニンなどの栄養が豊富なことから、「不老長寿の果実」とも呼ばれてきました。 そのままで食べれば、口の中にきゅっと広がる爽やかな酸味とほのかな甘みが楽しめます。そして、ジャムやソースに加工すると、その風味はさらに深みを増し、鮮やかなルビー色がお料理やお菓子を美しく彩ってくれます。 「ハスカップジュエリー・ヌーボー」が教えてくれたように、ハスカップは職人の手にかかれば、無限の表情を見せてくれる魔法のような果実なのです。 あなたの食卓へ、農園からの物語をお届けします 「大好きなハスカップを、こんなふうに美味しく、素敵な食の作品に仕上げてくれる。そんな相棒が私にも見つかるといいなぁ」 morimotoさんのスイーツをいただきながら、そんな想いが胸に広がりました。私たち「畑嶋ハスカップ農園」が目指しているのも、まさにそれです。ただ果実を育てるだけでなく、その先にある「美味しい笑顔」や「心豊かな時間」を想像しながら、一粒一粒、心を込めてハスカップと向き合っています。 私たちのオンラインショップでは、そんな想いを込めて育てたハスカップをお届けしています。...
ハスカップが紡ぐ物語
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きな桃は、少し硬めの桃です。知り合いの桃農家さんから届いた桃にさっそくかぶりついた研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 ハスカップが紡ぐ物語。特別なスイーツから知る、その奥深い魅力とは 「なんて、お洒落な名前なんだろう」 思わず、ため息がこぼれました。目の前にあるのは、北海道のお菓子屋さん「morimoto」さんが手がける特別なスイーツ、その名も「ハスカップジュエリー・ヌーボー」。まるで宝石箱のようなその佇まいに、食べる前から心が躍ります。 こんにちは。北海道厚真町でハニーベリー(ハスカップ)農園を営む「畑嶋ハスカップ農園」です。 私たちの農園の周りには、時折かわいいシマリスが顔を出し、冬にはかまどで暖をとる。そんなのどかな風景の中で、太陽の光をたっぷり浴びたハスカップを育てています。 今日は、私たちが愛してやまないハスカップが、素晴らしい職人の手によって素敵なスイーツへと姿を変えたお話と、その奥深い魅力について少しだけお付き合いください。 一口に広がる、北海道の大地と物語 この「ハスカップジュエリー・ヌーボー」が特別なのは、その年に収穫されたばかりのフレッシュなハスカップだけを使っているから。しかも、厚真・千歳・富良野という3つの産地のハスカップを、それぞれ最高の形で味わえるように仕立てられているのです。 箱をそっと開けると、まるで小さなケーキのような愛らしいお菓子が3つ。それぞれが違う表情をしています。産地の個性を最大限に引き出すために、ジャムの風味に合わせて、周りをコーティングするチョコレートや、サンドするクッキーの種類まで変えているというこだわりよう。作り手の深い愛情を感じずにはいられません。 中でも、ひときわ想いが募るのは、もちろん「厚真ヌーボー」。 というのも、このハスカップは、私たちが「師匠」と仰ぐ山口さんの「山口ハスカップファーム」で大切に育てられたものだからです。 口に運ぶと、まずサクッとした薄焼きクッキーの軽やかな食感。続いて、特製のバタークリームのまろやかなコクが広がり、その中心から、主役であるハスカップジャムの甘酸っぱさが弾けます。甘みと酸味のバランスが絶妙で、ホワイトチョコレートの優しい甘さが全体をふわりと包み込む。 「ああ、美味しい…。」 それは、単なる「お菓子」という言葉では片付けられない、一つの「作品」でした。厚真町の澄んだ空気、力強い大地、そして生産者の愛情。そのすべてが、この一粒に凝縮されているような、そんな情景が目に浮かぶ味わいでした。 他の産地のヌーボーとの食べ比べも、また格別な体験です。それぞれに個性があり、「ハスカップ」という果実の持つ多様性、そして無限の可能性を改めて教えてくれます。 ハスカップの魅力を、もっと身近に この記事を読んでくださっている方の中には、「ハスカップって、そもそもどんな果物?」と思われた方もいるかもしれませんね。 ハスカップは、アイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」が語源とされる、北海道を代表する特産果実です。近年では「ハニーベリー」という愛称でも親しまれています。小さなブルーベリーのような見た目ですが、その魅力は、なんといっても特徴的な「甘酸っぱさ」。そして、ビタミンCやアントシアニンなどの栄養が豊富なことから、「不老長寿の果実」とも呼ばれてきました。 そのままで食べれば、口の中にきゅっと広がる爽やかな酸味とほのかな甘みが楽しめます。そして、ジャムやソースに加工すると、その風味はさらに深みを増し、鮮やかなルビー色がお料理やお菓子を美しく彩ってくれます。 「ハスカップジュエリー・ヌーボー」が教えてくれたように、ハスカップは職人の手にかかれば、無限の表情を見せてくれる魔法のような果実なのです。 あなたの食卓へ、農園からの物語をお届けします 「大好きなハスカップを、こんなふうに美味しく、素敵な食の作品に仕上げてくれる。そんな相棒が私にも見つかるといいなぁ」 morimotoさんのスイーツをいただきながら、そんな想いが胸に広がりました。私たち「畑嶋ハスカップ農園」が目指しているのも、まさにそれです。ただ果実を育てるだけでなく、その先にある「美味しい笑顔」や「心豊かな時間」を想像しながら、一粒一粒、心を込めてハスカップと向き合っています。 私たちのオンラインショップでは、そんな想いを込めて育てたハスカップをお届けしています。...
畑の真ん中で味わう奇跡のコース
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなマンゴーは、ミニマンゴーです。知り合いの沖縄のマンゴー農家さんから送っていただいたミニマンゴーを毎朝食べるのが楽しみな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 畑の真ん中で味わう奇跡のコース。ハスカップの可能性に心躍らせた、特別な一日。 抜けるような青空が広がり、畑を渡る風が心地よく頬をなでる。 数日前までの観光農園の賑わいが、まるで夢だったかのように静まり返った北海道厚真町の畑。ここは、私が「師匠」と仰ぐ方の、大切なハスカップファームです。 ハスカップの収穫という大きな仕事を終えた私たち夫婦へのご褒美のように、その特別なイベントは予定されていました。 「畑の中のレストラン」 その名の通り、畑の真ん中に一日限りのレストランが出現する、コープさっぽろさんが企画する夢のようなイベントです。毎年、道内の名だたるシェフが生産者のもとへ駆けつけ、その土地の旬の食材をテーマに腕を振るいます。 この日の舞台は、ここ山口ハスカップファーム。そして、腕を振るってくださるのは、札幌の名店イタリアンレストラン「terzina(テルツィーナ)」の堀川秀樹シェフです。テーマはもちろん、私たちの愛する「ハスカップ」。 抽選倍率が高いことでも知られるこの企画に、幸運にも当選することができ、妻と二人で胸を弾ませながら参加しました。 畑が、レストランに変わった日 いつもは見慣れた畑の風景が、その日は特別な空間に生まれ変わっていました。緑の絨毯の上に並ぶ白いテント、きちんとテーブルクロスがかけられた食卓、そしてこれから始まる美食の時間に期待を寄せる人々の穏やかな笑顔。ウェルカムボードの優しいイラストに迎えられ、私たちは席に着きました。 目の前に運ばれてきたメニューリストには、これから始まる物語の序章が記されています。生産者である師匠、山口さんの名前と、堀川シェフの名前が並び、これからどんな驚きが待っているのだろうと期待に胸が膨らみます。 堀川シェフと、このレストランを支えるスタッフの方々の挨拶から、宴は始まりました。食材への敬意と、参加者への温かいもてなしの心が伝わってきます。 ハスカップが紡ぐ、一皿ごとの物語 いよいよ、一皿目の登場です。 「ハスカップムースととうきびのスープ」 冷たいスープの中に浮かぶ、鮮やかなハスカップのムース。とうきびの優しい甘さと、ハスカップのきゅんとする酸味が、口の中で驚くほど見事に調和します。「甘いもの」というハスカップのイメージが、一皿目から鮮やかに覆されました。 「パテドカンパーニュ、ハスカップのコンソメジュレ添え」 続いて、お肉の旨味が凝縮されたパテ。そこに添えられているのは、キラキラと輝くハスカップのジュレです。濃厚なパテに、爽やかな酸味とコンソメの奥深い風味が加わり、味わったことのない洗練された一品に。 「赤平火をとりとハスカップを練り込んだラザニア」 驚いたのは、このラザニアです。なんと、パスタの生地そのものにハスカップが練り込まれているとのこと。鶏肉の優しい味わいのソースと、ほんのりと香るハスカップの風味が、ラザニアという定番料理を全く新しいステージへと昇華させていました。 「浜中町産鹿ロースト、ハスカップ赤ワインソース」 メインディッシュは、美しいロゼ色に火入れされた鹿肉。ベリー系のソースと相性の良いジビエですが、堀川シェフの手にかかると、その相性は芸術の域に達します。ハスカップの野性味と赤ワインのコクが一体となったソースが、鹿肉の力強い旨味を極限まで引き立てていました。 「ハスカップとミントのゼリータルト、マンゴーのバロア添え」 最後のデザートは、まるで宝石のような一皿。ハスカップの鮮烈な赤、マンゴーの優しいオレンジ、そしてミントの爽やかさが織りなすハーモニー。甘み、酸味、そして香りが口いっぱいに広がり、この素晴らしいコース料理の余韻にいつまでも浸っていたい気持ちにさせられました。 スイーツだけじゃない。食卓の可能性を広げる果実...
畑の真ん中で味わう奇跡のコース
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなマンゴーは、ミニマンゴーです。知り合いの沖縄のマンゴー農家さんから送っていただいたミニマンゴーを毎朝食べるのが楽しみな研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 畑の真ん中で味わう奇跡のコース。ハスカップの可能性に心躍らせた、特別な一日。 抜けるような青空が広がり、畑を渡る風が心地よく頬をなでる。 数日前までの観光農園の賑わいが、まるで夢だったかのように静まり返った北海道厚真町の畑。ここは、私が「師匠」と仰ぐ方の、大切なハスカップファームです。 ハスカップの収穫という大きな仕事を終えた私たち夫婦へのご褒美のように、その特別なイベントは予定されていました。 「畑の中のレストラン」 その名の通り、畑の真ん中に一日限りのレストランが出現する、コープさっぽろさんが企画する夢のようなイベントです。毎年、道内の名だたるシェフが生産者のもとへ駆けつけ、その土地の旬の食材をテーマに腕を振るいます。 この日の舞台は、ここ山口ハスカップファーム。そして、腕を振るってくださるのは、札幌の名店イタリアンレストラン「terzina(テルツィーナ)」の堀川秀樹シェフです。テーマはもちろん、私たちの愛する「ハスカップ」。 抽選倍率が高いことでも知られるこの企画に、幸運にも当選することができ、妻と二人で胸を弾ませながら参加しました。 畑が、レストランに変わった日 いつもは見慣れた畑の風景が、その日は特別な空間に生まれ変わっていました。緑の絨毯の上に並ぶ白いテント、きちんとテーブルクロスがかけられた食卓、そしてこれから始まる美食の時間に期待を寄せる人々の穏やかな笑顔。ウェルカムボードの優しいイラストに迎えられ、私たちは席に着きました。 目の前に運ばれてきたメニューリストには、これから始まる物語の序章が記されています。生産者である師匠、山口さんの名前と、堀川シェフの名前が並び、これからどんな驚きが待っているのだろうと期待に胸が膨らみます。 堀川シェフと、このレストランを支えるスタッフの方々の挨拶から、宴は始まりました。食材への敬意と、参加者への温かいもてなしの心が伝わってきます。 ハスカップが紡ぐ、一皿ごとの物語 いよいよ、一皿目の登場です。 「ハスカップムースととうきびのスープ」 冷たいスープの中に浮かぶ、鮮やかなハスカップのムース。とうきびの優しい甘さと、ハスカップのきゅんとする酸味が、口の中で驚くほど見事に調和します。「甘いもの」というハスカップのイメージが、一皿目から鮮やかに覆されました。 「パテドカンパーニュ、ハスカップのコンソメジュレ添え」 続いて、お肉の旨味が凝縮されたパテ。そこに添えられているのは、キラキラと輝くハスカップのジュレです。濃厚なパテに、爽やかな酸味とコンソメの奥深い風味が加わり、味わったことのない洗練された一品に。 「赤平火をとりとハスカップを練り込んだラザニア」 驚いたのは、このラザニアです。なんと、パスタの生地そのものにハスカップが練り込まれているとのこと。鶏肉の優しい味わいのソースと、ほんのりと香るハスカップの風味が、ラザニアという定番料理を全く新しいステージへと昇華させていました。 「浜中町産鹿ロースト、ハスカップ赤ワインソース」 メインディッシュは、美しいロゼ色に火入れされた鹿肉。ベリー系のソースと相性の良いジビエですが、堀川シェフの手にかかると、その相性は芸術の域に達します。ハスカップの野性味と赤ワインのコクが一体となったソースが、鹿肉の力強い旨味を極限まで引き立てていました。 「ハスカップとミントのゼリータルト、マンゴーのバロア添え」 最後のデザートは、まるで宝石のような一皿。ハスカップの鮮烈な赤、マンゴーの優しいオレンジ、そしてミントの爽やかさが織りなすハーモニー。甘み、酸味、そして香りが口いっぱいに広がり、この素晴らしいコース料理の余韻にいつまでも浸っていたい気持ちにさせられました。 スイーツだけじゃない。食卓の可能性を広げる果実...
【感謝御礼】畑嶋ハスカップ農園今季終了
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなどんぶりは、鰻丼です。観光農園終了のご褒美に奮発して鰻を買ってきた研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 【感謝御礼】畑嶋ハスカップ農園2025シーズン、閉園いたしました! 7月12日。この日をもちまして、今シーズンの「畑嶋ハスカップ農園」の観光農園としての営業を、無事に終了させていただきました。吹き抜ける風に、夏の始まりと、ほんの少しの寂しさを感じながら、心からの感謝を込めて、このブログを綴っています。 宝石のような実りと、たくさんの笑顔に包まれた12日間 今シーズンは、本当にたくさんのハスカップが実ってくれました。太陽の光をたっぷりと浴びて、一粒一粒がまるで宝石のように輝く姿は、私たちが一年で最も心躍る光景です。 そして、その輝きにも増して私たちの心を温かくしてくれたのが、農園に足を運んでくださった皆様の笑顔でした。 シーズン最終日となった12日は、「とりつくしセール」を開催したところ、なんと81名ものお客様がご来園くださいました。当初の予定より1日早い閉園となりましたが、畑に残っていたハスカップたちが、皆様の笑顔と共にカゴの中へと収まっていく光景は、私たちにとって何よりのご褒美です。 ふと気づけば、営業日数はわずか12日間。その短い期間に、639名ものお客様との出会いがありました。近隣の町からはもちろん、遠く本州から「この日のために来ました」と声をかけてくださる方もいらっしゃり、驚きと共に、胸が熱くなる瞬間が何度もありました。 「これで1年分のジャムが作れるわ」と嬉しそうにカゴを見せてくださる常連のお客様。初めてハスカップを口にして、「甘酸っぱくて美味しい!」と目を輝かせるお子様。一つひとつの光景が、私たちの記憶に深く刻まれています。 小さなカフェの大きな挑戦 今シーズンは、私たちにとって新しい挑戦の年でもありました。農園の片隅に、ささやかな「農園カフェ」をオープンしたのです。たった2日間の限定営業でしたが、こちらも本当にたくさんの方にご利用いただきました。 メニューは、私たちが心を込めて手作りしたものばかり。朝採れのハスカップをたっぷり使った「特製シフォンケーキ」や、爽やかな酸味が体に染みわたる「ハスカップドリンク」。ご用意した分はすべて完売となり、「美味しかったよ」の一言が、私たちの次なる活力となりました。 この小さなカフェが、ハスカップ狩りの合間の、皆様の憩いの場となれたなら、こんなに嬉しいことはありません。 看板犬「おと」も頑張りました! そして、今シーズンも大活躍してくれたのが、当園の看板犬、しば犬の「おと」です。お客様を足元で静かにお出迎えしたり、撫でてもらって嬉しそうに尻尾を振ったり。おとの存在が、農園ののどかな雰囲気をより一層、和やかなものにしてくれました。 最終日の今日は、なんとおとの兄弟犬である「ダイスケ」くんが、久しぶりに遊びに来てくれるというサプライズも!二匹がじゃれ合う姿に、私たちスタッフもお客様も、みんなで顔がほころんでしまいました。 ハスカップの魅力をご存知ですか? ところで、皆様はハスカップの魅力をご存知でしょうか?アイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」が語源とされる、北海道を代表する果実です。 その小さな実に秘められた栄養価の高さから「不老長寿の果実」とも呼ばれています。特に注目すべきは、ブルーベリーの数倍ともいわれる豊富な「アントシアニン」。このポリフェノールの一種は、目の健康維持やアンチエイジングへの効果が期待されています。 ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分などもバランス良く含まれており、その甘酸っぱい味わいは、まさに自然からの贈り物。ジャムやスイーツはもちろん、お肉料理のソースや、お酢と合わせてビネガードリンクにするのもおすすめです。 感謝を込めて、これからも。 観光農園の季節は終わりましたが、私たちのハスカップへの情熱はまだまだ終わりません。 オンラインショップ「りすとかまどとハニーベリーと」では、摘みたての風味をそのまま閉じ込めた「冷凍ハスカップ」を引き続き販売しております。ご家庭でジャム作りやスイーツ作りを楽しまれる方は、ぜひご利用ください。 そして、9月頃には、大好評の「ハスカップジャム」と「ハスカップシロップ」の販売を予定しております。さらに、時期はまだ未定ですが、現在新しい商品として「ハスカップビネガー」の開発も進めております。商品の詳細が決まりましたら、またこのブログでお知らせいたしますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。 ▼オンラインショップはこちら...
【感謝御礼】畑嶋ハスカップ農園今季終了
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」) 好きなどんぶりは、鰻丼です。観光農園終了のご褒美に奮発して鰻を買ってきた研修生Hataです。 いつもご愛読ありがとうございます。 【感謝御礼】畑嶋ハスカップ農園2025シーズン、閉園いたしました! 7月12日。この日をもちまして、今シーズンの「畑嶋ハスカップ農園」の観光農園としての営業を、無事に終了させていただきました。吹き抜ける風に、夏の始まりと、ほんの少しの寂しさを感じながら、心からの感謝を込めて、このブログを綴っています。 宝石のような実りと、たくさんの笑顔に包まれた12日間 今シーズンは、本当にたくさんのハスカップが実ってくれました。太陽の光をたっぷりと浴びて、一粒一粒がまるで宝石のように輝く姿は、私たちが一年で最も心躍る光景です。 そして、その輝きにも増して私たちの心を温かくしてくれたのが、農園に足を運んでくださった皆様の笑顔でした。 シーズン最終日となった12日は、「とりつくしセール」を開催したところ、なんと81名ものお客様がご来園くださいました。当初の予定より1日早い閉園となりましたが、畑に残っていたハスカップたちが、皆様の笑顔と共にカゴの中へと収まっていく光景は、私たちにとって何よりのご褒美です。 ふと気づけば、営業日数はわずか12日間。その短い期間に、639名ものお客様との出会いがありました。近隣の町からはもちろん、遠く本州から「この日のために来ました」と声をかけてくださる方もいらっしゃり、驚きと共に、胸が熱くなる瞬間が何度もありました。 「これで1年分のジャムが作れるわ」と嬉しそうにカゴを見せてくださる常連のお客様。初めてハスカップを口にして、「甘酸っぱくて美味しい!」と目を輝かせるお子様。一つひとつの光景が、私たちの記憶に深く刻まれています。 小さなカフェの大きな挑戦 今シーズンは、私たちにとって新しい挑戦の年でもありました。農園の片隅に、ささやかな「農園カフェ」をオープンしたのです。たった2日間の限定営業でしたが、こちらも本当にたくさんの方にご利用いただきました。 メニューは、私たちが心を込めて手作りしたものばかり。朝採れのハスカップをたっぷり使った「特製シフォンケーキ」や、爽やかな酸味が体に染みわたる「ハスカップドリンク」。ご用意した分はすべて完売となり、「美味しかったよ」の一言が、私たちの次なる活力となりました。 この小さなカフェが、ハスカップ狩りの合間の、皆様の憩いの場となれたなら、こんなに嬉しいことはありません。 看板犬「おと」も頑張りました! そして、今シーズンも大活躍してくれたのが、当園の看板犬、しば犬の「おと」です。お客様を足元で静かにお出迎えしたり、撫でてもらって嬉しそうに尻尾を振ったり。おとの存在が、農園ののどかな雰囲気をより一層、和やかなものにしてくれました。 最終日の今日は、なんとおとの兄弟犬である「ダイスケ」くんが、久しぶりに遊びに来てくれるというサプライズも!二匹がじゃれ合う姿に、私たちスタッフもお客様も、みんなで顔がほころんでしまいました。 ハスカップの魅力をご存知ですか? ところで、皆様はハスカップの魅力をご存知でしょうか?アイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」が語源とされる、北海道を代表する果実です。 その小さな実に秘められた栄養価の高さから「不老長寿の果実」とも呼ばれています。特に注目すべきは、ブルーベリーの数倍ともいわれる豊富な「アントシアニン」。このポリフェノールの一種は、目の健康維持やアンチエイジングへの効果が期待されています。 ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分などもバランス良く含まれており、その甘酸っぱい味わいは、まさに自然からの贈り物。ジャムやスイーツはもちろん、お肉料理のソースや、お酢と合わせてビネガードリンクにするのもおすすめです。 感謝を込めて、これからも。 観光農園の季節は終わりましたが、私たちのハスカップへの情熱はまだまだ終わりません。 オンラインショップ「りすとかまどとハニーベリーと」では、摘みたての風味をそのまま閉じ込めた「冷凍ハスカップ」を引き続き販売しております。ご家庭でジャム作りやスイーツ作りを楽しまれる方は、ぜひご利用ください。 そして、9月頃には、大好評の「ハスカップジャム」と「ハスカップシロップ」の販売を予定しております。さらに、時期はまだ未定ですが、現在新しい商品として「ハスカップビネガー」の開発も進めております。商品の詳細が決まりましたら、またこのブログでお知らせいたしますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。 ▼オンラインショップはこちら...